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高知の八彩帖(ヤイロチョウ)

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かつてとある会社のホームページにて連載していた高知あるあるつぶやきエッセイ「八彩帖(ヤイロチョウ)」を集めました。1篇原稿用紙2枚程度で、気軽にお読みいただけるかと思います。コメ…
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2023年4月の記事一覧

高知の八彩帖1・「とさでん」

高知の八彩帖1・「とさでん」

 かつてとある会社のサイトに連載していたショートエッセイです。今回のテーマは高知の路面電車、「とさでん」について。

 以前は「とでん」と呼ばれていた、高知市を中心に走る路面電車とさでん。ちなみに高知県では路面電車を「電車」、それ以外を「汽車」と呼ぶ。このとさでん、初めて乗る人にとっては驚きの連続だと思われる。

 まずその車体。これがいよいよ古めかしい。最新式のも走ってはいるが、ほぼ昭和中期に製

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エッセイ八彩帖・仙台にて

エッセイ八彩帖・仙台にて

新年度が始まった。新たな気持ちで生活がスタートする。新入学、就職、環境ががらりと変わる人もいるだろう。今回は少し私の思い出話にお付き合いいただきたい。

 かれこれ20ウン年前、私は大学入学のため高知から仙台市へと旅立った。大学の決め手は専攻に「こども文化」というひらがなが含まれていたこと。ただこれだけで進学先を決めるなんて、制服が可愛いからと高校を決める中学生と変わらん。ともかく無事に合格を果た

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エッセイ八彩帖エピソード100・「四国百山」

エッセイ八彩帖エピソード100・「四国百山」

 一昨年から連載を始めたエッセイ八彩帖も、100号を迎えました。記念すべき100号目は、「四国百山」のお話し。古き良き(?)昭和〜平成初期の登山の様子です。

エッセイ八彩帖「四国百山」

 このエッセイ八彩帖、今号で記念すべき100号目となった。これもひとえに読者の皆さまの温かい励ましのおかげである(本当に読者がいるのかどうか不明)。ここまで続けてこられたのは、私が文章を書くという行為で自分の中

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エッセイ八彩帖・営林署

エッセイ八彩帖・営林署

 森林面積の割合が日本一の高知県。県面積の84%が森林だとか。昭和30年代の高知は、林業が花形産業だった。そんな時流に乗ったのか、ワタシの両祖父も共に営林署勤めをしていた。その縁で父母が知り合い、ワタシがいるという。まっこと山に足向けて寝れんちや。

 今でも山に行くと、昔営林署の官舎であっただろう木造の建物に出会うことがある。どこの官舎も営林署独特の作りで、趣を感じる。母曰く。転勤族なのはやむを

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エッセイ八彩帖・お婆

エッセイ八彩帖・お婆

 山を車で走っていて必ず遭遇するのが、「お婆」という種族(?)である。彼女らは決して「お婆さん」でも「お婆ちゃん」でもない。「お婆」としか呼びようがないのである。理想的な「お婆」の姿はこれだ。

 その1・上下柄on柄の服を着ていること。農協(JAではない)で買ったと思われる、なんとも形容しがたいプリントのかっぽう着にモンペを着用していれば最高だ。お婆のコーディネートは想像の斜め上を行く。ペイズリ

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