『境を超えてpart1 このまま死ねるか!?』の感想
『境を超えてpart1 このまま死ねるか!?』/岡部 宏生
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ALSという、体が動かなくなっていく原因不明の難病にかかった、
著者の岡部さんの本。
自身も全く体が動かせないんだそうで。
表情とかはまだ動かせるけど、それも徐々に可動不能になっていくらしい。
最近、若いALS患者だった女性が、医師に薬物を使って死ぬことを、
お金を払って依頼、実行した事件が裁判になってて話題になってますけど
本の中ではそこらへんについても触れられています。
この本を読んで知ったことなんですが、『ALSですら、難病の中では
軽い方』なんですね…。(ーωー; (マジか……)
まあ確かに、ワクチン薬害なんか、『ハンマーで頭をガンガン殴られてる
ような状態がずっと続く』らしいし、ALSは、ある意味『動かなくなっていくだけ』(?)とも、とろうと思えばとれるのかもしれませんが。
(それが大問題なんだけれども……)
岡部さんは、そのような状況の中で、人工呼吸器や24時間ケアに当たってくれるケアラーの方達と共に生きているわけです。
究極、この病気が進むと、完全に反応しない人体に閉じ込められたような
状態になるんだそうで、『生きているだけ』の人に成るそうです。
(スゴいな…。(ーωー;)
この本を読んでて、岡部さんの、ものすっごい時間をかけて輸出、アウト
プットされた文章に触れることで、『人が生きるとはどういうことか』が、
ちょっとだけ、以前よりもよく分かるようになりました。(ーωー*
さすが、生き死にについて考え抜いてきた方の視野の広さは広いですね。
いつか何かの本で読んだ、『人は心で空を飛ぶのだ』という言葉が、頭を
よぎりました。
人生とは?、人間とは?、幸せとは?、意味とは?、価値とは?、成すべきこととは?、差別とは?、社会とは?、理想とは?、現実認識とは?、
希望とは?、病とは?、試練とは?、『生きる』とは?、『死』とは?…
そういったこと全て、私がよく考える、興味のあることについて、この本の
岡部さんは、考え抜いて新しい視点を与えてくれます。
輸出が困難で、宝石💎のように磨かれて貴重な彼の文章に触れてみましょう。(ーωー+ はっとさせられるものがあります。