『112日間のママ』の感想
『112日間のママ』/清水 健
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ニュースキャスターの清水さんの嫁さんが、突然乳がんになって急速に
病状が悪化していく話。
がんの恐ろしさがよく分かるというか。
かなり悪性のものだったらしく、ほとんど手の打ちようがなかったそう。
私はこの本を読んで、「もっと切実に生きねば!!(><;;;」と改めて
思った。
本当に、嫁さんの奈緒さんには時間がなかったのだ。
『もっと人生の与えられた時間を、あり得ないくらいに有効に活用するべきだ』
というような話になるんだと思うんだけれども。
何となく生きてると、「このままの現状がずーーーっと続いていくんじゃ
ないの~~?」みたいなノリになってしまうんですね。(ーωー;
そして、テレビをぼんやり観たりして、時間を湯水のように使ってしまうという…。
『ちゃんと時間を黄金のように扱っているか?』というダメ出しは、絶対に
必要だと思う。
言い方は悪いかもしれないけれど、こういった難病系の本は、そういった
人生の基本を教えてくれるのだと思う。
奈緒さんには、本当に本当に、本当に時間がなかった。
彼女が清水健さんと共に生きたモチベーションと同じぐらいの切実さで、
常に日常を生きれないものでしょうか。(ーωー
人生とは、本来そうあるべきものだと思うのです。
「これ切ったら、血-出て死ぬわぁーーー」というような、切実に大切な
ものって何でしょうね?
それは、地位とか名誉とか、お金とかではないはずです。
(それらも、この世で生きていくには相応に大切ですが)
私はもっと、意味の見い出せる人生を行きたいし、他の方も、それぞれに
おいて意味を見出せる人生であってほしいなと思っています。
でも、世の中の事象を追っていけば、どんどん人々から意味や本当のことが
喪失、はく奪されていっているように感じるのは何でなんでしょうね???
貧困や世界の真実についてのことなどが、とても気になっています。
(それらはメディアでは伝えられません。 ←何でだ)
話がちょっと飛びましたが、この本は生き死にのリアルを学ばせてくれる
良書でしたよ。 オススメします。(ーωー
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