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「さみしい夜にはペンを持て」がとてもいい

発売前に重版かかってた、
話題の本。

著者は、
「嫌われる勇気」の古賀史健さん。

自分とは何かを探すために、
自分を客観的に見るための訓練として、

「日記を書くこと」を提案する。

日記、っていっても、

今日はどこどこへ行きましたー、
何ちゃんと遊びましたー、
楽しかったです、

ではないよ、って、
具体的な書き方をレクチャーしてくれます。


ターゲットは、
中学生だそうです。

小学校高学年くらいでも、いけそう。

タイムマシンがあったら、
小学校6年生の自分に届けたいと思った。


物語形式で、
舞台は海のなか。

ファインディングニモみたいな。

主人公はタコジロー。
ヤドカリの不審者なおじさんに出会います。

って、こういう設定が、
大人が読むにはちょっと・・・だけど、

読んでるうちに、
タコジローに自分を見ます。


発売前から、
これは良さそうだなーと思っていて、

もう2回読みました。
2回目は、メモしつつ。


子どものための本だけにしておくのは、
もったい内容。

子どもと親が一緒に読むとか、
親が読んで、子どもに渡すとか。

思いを考えに昇華させて、
自分と向き合うことがテーマだから、

大人も子どもも、
きっと、老いも若きも、必要なこと。


あと、
会話は消えちゃう言葉だから、
ひとりになって考えて書くことが重要、とか、

答えは、
見つけるものではなく、出すもの、とか、

考える習慣を持っていないと、
誰かの用意したわかりやすい答えに飛びついて、
簡単にだまされる人になっちゃうよー、とか。


あとね、

スローモーションのカメラで世界を眺めて、
スローモーションのビデオで再現する、とか。

急かされて、見失ってきたもの、
たくさんあるな。


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