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#ピアノ

藤田真央くん、コンセルトヘボウデビュー時の地元記事がエモかった。

藤田真央くん、コンセルトヘボウデビュー時の地元記事がエモかった。

こんばんは。お疲れさまです。
(テンプレートがこうなってたので、そのとおりにしてみた笑。)

iPhoneの写真を整理してたら、真央くんが2度目のコンセルトヘボウデビューをした時の地元記事が出てきたので、翻訳して載せときます。

『日出ずる国のこの新星を知る時期が来ました。』だなんて、めちゃくちゃエモい表現してくれてますね。

何はともあれ、日本人である真央くんがヨーロッパの国でこんな素晴らしい評

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L.A.でのインタビューで藤田真央くんが語ってたこと。(ラジオ音源翻訳)

L.A.でのインタビューで藤田真央くんが語ってたこと。(ラジオ音源翻訳)

【Mark McNeill(MUSIC journalist)】
それでは、私たちのソリストをご紹介したいと思います。
Mao Fujita、こんにちは。こちらへどうぞ。

【(太字)藤田真央くん】
-こんにちは。

【Mark】
お元気ですか?本日は是非ともよろしくお願いいたします。

【真央くん】
-ありがとうございます。

【Mark】
ドジャースのユニフォーム、素晴らしいですね。
ぜひスポ

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「チャイコフスキーコンクールを経て自信がつきました」───藤田真央、凱旋帰国レポート!「岩谷時子賞」授賞式&コメント(写真7枚)

「チャイコフスキーコンクールを経て自信がつきました」───藤田真央、凱旋帰国レポート!「岩谷時子賞」授賞式&コメント(写真7枚)

7月1日。空港から藤田真央が向かった場所は……?第16回チャイコフスキー国際コンクール・ピアノ部門で2位に輝いたピアニスト・藤田真央(20)。
第1次、セミファイナル、ファイナル、それからモスクワとサンクト・ペテルブルクでの2回のガラ・コンサートという超ハードスケジュールをこなし、日本に帰国した当日の7月1日……。

東京・丸の内で行われた第10回「岩谷時子賞」授賞式に、藤田真央の姿がありました。

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ピアニスト・藤田真央 #06「ふたりの師の教え――音と、音楽と、向き合うこと」

ピアニスト・藤田真央 #06「ふたりの師の教え――音と、音楽と、向き合うこと」

毎月語り下ろしでお届け! 連載「指先から旅をする」

★毎月2回配信します★

 モーツァルトを集中的に演奏するようになってからというもの、わたしは歌曲、とりわけドイツ・リート(歌曲)への関心を強めています。

 同じドイツ・リートでも、シューマンとシューベルトを比較するとまた面白いですね。シューマンの曲は、こちらを刺してくるような「痛み」がにじむ。クララへの恋慕といった、作曲家の想いがストレート

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ピアニスト・藤田真央 #05「わたしのプログラムづくり――理想の音を捜し求めて」

ピアニスト・藤田真央 #05「わたしのプログラムづくり――理想の音を捜し求めて」

毎月語り下ろしでお届け! 連載「指先から旅をする」

★毎月2回配信します★

 2022年4月11日。ドイツへと旅立つ直前に、東京オペラシティ コンサートホールでのリサイタルの機会に恵まれました。
 オペラシティで1月19日に行ったリサイタルの反響が良かったそうで、アンコール公演が決まったのです。

 全二部構成、5曲のプログラムの中で、わたしが核に据えたかったのは、ブラームスの《主題と変奏 ニ

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ピアニスト・藤田真央 #03「刻々と変容する世界、その中でわたしがピアノを弾く意味」

ピアニスト・藤田真央 #03「刻々と変容する世界、その中でわたしがピアノを弾く意味」

毎月語り下ろしでお届け! 連載「指先から旅をする」

★毎月2回(5日・25日)配信します★

 2022年3月7日、わたしはイタリア・ミラノのスカラ座の舞台に立っていました。
 ミラノは、スタイリッシュな芸術の街。空港に着くと、ゲートにお迎えに来てくださった方が「Maestro Mr.Fujita」と書かれたプラカードを持っている。おお、わたし、マエストロ? と思っちゃいました。
 イタリアでは

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ピアニスト・藤田真央 #02「わたしに”合っている”モーツァルト」

ピアニスト・藤田真央 #02「わたしに”合っている”モーツァルト」

毎月語り下ろしでお届け! 新連載「指先から旅をする」

★毎月2回(5日・25日)配信します★

 わたしが共演したイスラエル・フィルハーモニーは、昨年85周年を迎えた伝統ある楽団です。初代音楽顧問のウィリアム・スタインバーグから始まり、レナード・バーンスタインやズービン・メータといった、偉大なるマエストロたちとともに歴史を刻んできたオーケストラですので、ご一緒できたのはたいへん光栄でした。

 

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ピアニスト・藤田真央の想い #01「この音にすべてを捧げたい――エルサレムの奇跡のコンサート」

ピアニスト・藤田真央の想い #01「この音にすべてを捧げたい――エルサレムの奇跡のコンサート」

毎月語り下ろしでお届け! 新連載「指先から旅をする」

 各国のマエストロから愛され、世界の聴衆を熱狂させる若き天才ピアニスト・藤田真央さん。
 2019年、弱冠20歳にして、3大コンクールのひとつ、チャイコフスキー国際コンクールで第2位に入賞。以降、そのイノセントで自由な音色と、独自の楽曲解釈で、クラシック音楽シーンを更新しつづけています。
 今年も、国内外で数多くのコンサートが予定されており、

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ピアニスト・藤田真央#17「この景色の魅力を、即興曲で届けたい――アルプスの山々に囲まれて」

ピアニスト・藤田真央#17「この景色の魅力を、即興曲で届けたい――アルプスの山々に囲まれて」

毎月2回語り下ろしでお届け! 連載「指先から旅をする」

◆アルプスの山々に囲まれたお城のようなホテルで

 2022年12月1日、わたしは羽田発ドイツ・フランクフルト行きの飛行機の中にいました。12月3日に、ドイツ南部のリゾートホテル「シュロス・エルマウ」でリサイタルの予定があったのです。

 フランクフルト空港に到着すると、周りのみなさんがなにやら真剣にスマートフォンを見つめています。ちょうど

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藤田真央インタビュー#01 「作曲家の理想の音を蘇らせる存在でありたい」

藤田真央インタビュー#01 「作曲家の理想の音を蘇らせる存在でありたい」

――クラシック・ピアノ界の輝ける星。そんな存在と対面して、ひとつ素朴な疑問が湧きました。音楽世界の住人からすれば、言葉による伝達や表現なんて、ずいぶんまどろっこしいものに感じられるんじゃないか、と。
 
 いえいえ、わたしはどちらかといえばおしゃべりなほうだし、本も大好き。いつも何かしら手元に置いて読んでいますし、言葉に囲まれて生きています。
 音楽と言葉の関係ってたいへん興味深いですよ。両者はと

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ピアニスト・藤田真央#18「わたしの卒業論文――理想的なコンサート・プログラムとは?」

ピアニスト・藤田真央#18「わたしの卒業論文――理想的なコンサート・プログラムとは?」

毎月2回語り下ろしでお届け! 連載「指先から旅をする」

◆大学院の卒業試験が、さながらホームコンサートに

 12月3日に南ドイツの「シュロス・エルマウ」でのリサイタルを終え、わたしは大学院の卒業試験を受けるため、翌日ベルリンに戻りました。
 わたしが通っている大学院「ハンスアイスラー音楽大学 ベルリン」では、卒業に際して実技テストと論文の提出が求められます。

 実技テストは、60分程度のプロ

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ピアニスト・藤田真央エッセイ#25〈完璧な響きの中で――ベルリン・フィルハーモニー・デビュー〉

ピアニスト・藤田真央エッセイ#25〈完璧な響きの中で――ベルリン・フィルハーモニー・デビュー〉

 ミラノの後はベルリンに帰り、4月1日のコンサートに向けて、ラフマニノフの《ピアノ協奏曲 第3番》の練習に集中した。《第3番》は演奏する機会が非常に多いが、何度弾こうとも緊張する。毎回楽譜を丁寧に読みこまないと、ラフマニノフが細かく記したフレージングや強弱を忘れて、自分の好きなように気持ちよく弾きがちなので、自分自身を戒めながら練習に取り組んだ。

 リハーサルは公演前日の午前中で、GP(ゲネプロ

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ピアニスト・藤田真央#09「わたしの人生の節目には、モーツァルトが現れる」

ピアニスト・藤田真央#09「わたしの人生の節目には、モーツァルトが現れる」

毎月語り下ろしでお届け! 連載「指先から旅をする」

★今後の更新予定★ #10   9月5日(月)正午 #11  9月25日(日)正午

 世界デビューアルバム『モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集』(CD5枚組)のリリース日が、今年の10月7日に決定しました。
 現在は配信限定先行シングルとして《ピアノ・ソナタ第16番 ハ長調 K.545》の「第2楽章 アンダンテ」と《ピアノ・ソナタ第2番 ヘ長調 K

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