同じフロアにいる人にチャットするのが寂しい
上司に何かの承認を依頼する時、チャットで承認依頼のメッセージを送っている。たとえ同じフロアでも。ちょっと歩けば席にいけるとしても。今の職場はみんなそうしているから私もそうしている。郷に入っては郷に従えの精神。
たしかに上司からしたら忙しいときに都度話しかけられるよりも、返信できる時に返信するチャットの方が便利だろう。
効率的・生産的・時短・スマート。
でも、なんだかなぁというかんじ。
毎月の1on1か、たまにの飲み会でしか上司と話していないのがびっくり。
同じ会議に参加しているのに、同じフロアの自席で各自会議に参加している光景にもびっくり。
地方から東京に来て、
寂しいなと思うことが増えた。
これは地方と東京の差だろうか?
会社の差だろうか?
保守的な考えかもしれないけど、
チャットで会話するより直接会話したい。
同じ建物内にいるなら、同じフロア内にいるなら、
顔を突き合わせて会議したい。
話すほうがはやいこともあるし、ちょっとした会話から新しいアイデアが生まれたり、勉強になったりすることがある。相手の表情をみて、「あぁ、心から賛成してくれてる」とか「ちょっとわかってなさそうだから説明がまずかったかも」とかそういう想像とちょっとした配慮ができる。
地方で働いているときはそうやって同僚とコミュニケーションをとりながら仕事をしていたので、今のオンラインコミュニケーション中心の世界が生きずらい。
「出社回帰」とか「フルリモートワーク」とか。
会社によって方針が分かれる仕事のやり方。
一長一短だからどちらが絶対ということはない。
極論、仕事は結果を出しさえすればいい。フルリモートで自分のやるべきことをしっかりこなせばいい。それはそれで今の時代の働き方でいいと思う。
ただ、私はどうしたいか。
毎日毎日椅子に座ってPCと向き合う。
それだけで仕事はやろうと思えばできるのだ。フルリモートだって可能だ。
だけど1日の大半を占める仕事の中で人とオンライン会議やチャットだけでコミュニケーションを済ませるのがなんだかとっても寂しい。コミュニケーションが難しい。人間をしていない感覚になってしまう。私が慣れていないだけなのか。
リモートワークができるようになったこの世の中で、技術革新が進んでいるこの世の中で、こんなこと思っちゃう私は「イノベーション」とやらを減速させる原因なんだろうけど。
デジタルネイティブ世代だけど人と直接会話してコミュニケーションをとりたいのだ。
効率化するのは複雑に絡まった業務プロセスだけでよいと思うのは私だけだろうか。
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