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私独自の隙間時間。

よく聞く隙間時間。

それぞれみんな、色んな隙間時間をもっているんだろうなぁ。

そこでまたさらによく聞くのが
「隙間時間を利用して有効活用しよう」というもの。

有効活用か…
確かに塵も積もればなんとやらで
隙間時間を甘く見ていると大変なことになる。
時間に見放される可能性だってありますね。
こりゃ大変だ。

で、自分の隙間時間の使い方について少し考えてみたんです。
そこで気づいたのが、みんなとはちょっと違う私独自の隙間時間。
その独自の隙間時間とやらは一体何か。

それは「夫を待つ」時間です。
ここでいう「待つ」という場面は色々あるけれど
根っこの部分は同じというか。
まぁこの隙間時間についての話を詳しくする前に
ちょっと私の夫の説明を。

私の夫はとにかくお腹が弱い。
時々便秘と下痢を繰り返す・腹部膨満感で苦しい・腹痛で目が覚める
など、お腹問題を色々と抱えています。
これについては病院で詳しく検査をしたりもしてきましたが
明らかな原因もなく、現在もはっきりしていないという始末。
なのでこの原因不明のお腹問題を解決すべく
現在も夫のお腹に良さそうな食事や生活習慣などを
調べては試す日々を送っています。
でもこれは今に始まったことではなく
付き合い始めた当初からの問題だったので
もうかれこれ十年以上は経ちます。

そこで、このお腹問題。
これは日常生活で様々な問題を引き起こすわけです。
先程の隙間時間でいうならば
まず、一緒にする外出についての問題が最も多い。

出かけようとすると、結構な確率でお腹が怪しくなるのです。
つまり、トイレに行きたくなってしまうんですよね。
恐らく普通なら出かける前に一度トイレに行ったら
すぐ出かけることができるのでしょう。
しかし私達夫婦はそれがなかなか厳しい。
もうそろそろ行こうか〜となると
夫がトイレに呼ばれてしまうのです。
一度行っても、また出そうになる。
さっきまで平気だったのに、急にお腹が痛くなることもあります。
出かけてもすぐにトイレに行きたくなり、そのまま真っ直ぐ
Uターンなんてことも。
完全に向こう(お腹)のコントロール下なんです。
出かけたいのに、やつは急にやってくる。
夫もそれに従うしかない。
とっても可哀想な夫。
しかしながら、つまりそれは私も同じく出かけられないわけで…

なので、無事に出発できないことも多いんです。
出かけられるか出かけられないかは
その時になってみないとわからない。
それは旅行する時も変わらないので、出発時間がずれたり
日にちを遅らせることもあります。
行先についてもお腹問題が大丈夫なように計画を立てるので
トイレが無さそうな所には絶対に行きません。

色々と説明しましたが、最初の話に戻ります。
まぁつまり、こういった独特のタイミングで
隙間時間というのがよくできるわけです。
しかも調子がいい時はすぐにすっと出かけられるので
全然予測ができない。
逆に突然待ち時間がたっぷりできる、なんてこともあります。

そういう時は出掛ける服に着替えてしまっていることが多いので
その隙間時間に対しては、そのままでできることを探します。
もう慣れているので様子をみながらやることを決めます。
時間がかからなそうな雰囲気の時は
そのままでできる家事をちょっとやる。
時間がかかりそうな時は、本を読んだりネットで調べものをしたり
今ならnoteを書いたりしています。
こうして隙間時間をちょこちょこ有効活用する。
結構色んな事ができるので、待っていてもそこまで苦になりません。

こう考えると、これはちょっと人とは違う
私独自の隙間時間なのかなぁと思います。

しかし、今ではこうして隙間時間として有効活用できていますが
もしこの時間をうまく利用できていなかったら
恐らく私は夫をすごく責めていたと思います。

最初の頃は予定が立たない事や時間がずれてしまう事が嫌で嫌で
よく喧嘩をしていた時期もありました。
でもお腹って、本人次第ではどうにもならない事が多いので
その苦しんでいる本人に文句を言っても仕方がないのですよね。

そして、そこでふと気づいた。
「本人が悪いわけじゃない。むしろ本人が一番苦しんでいるんだ。」って。

それに気づいてからは、それだったらいつまでも受け身の姿勢じゃなくて
攻めの姿勢で時間を有効活用していこうと思い直しました。
受け身の姿勢は「文句を言いながらただただじっと待つ」
攻めの姿勢は「待っている時間を大切な隙間時間と捉え有効活用する」
こう考えることにしました。
そこで私独自の隙間時間は有効活用することによって
生まれ変わることになります。

一番辛い思いをしている夫に対して
文句を言うこともプレッシャーをかけることもなくなったことが
自分の中でも一番嬉しかった変化です。
昔から、本当は夫が悪いわけじゃないってことはわかっていました。
でもやっぱり思い通りに予定が進まない事が続くと
イライラしてしまっていた。
それは自分の中でもすごく葛藤していました。
「なんて自分は優しくないんだろう」
「なんて自分は思いやりがないんだろう」
いつも自分を責めていました。

でも自分の考え方を変えたり、私に合わせる為に
夫ができる限り頑張ろうとしてくれる姿を見ているうちに
段々と霧が晴れていったんです。

「思い通りに出かけられなくてもまぁいいか」
「予定通りに出かけられたらラッキー♪」
こんな感じで考えるようになりました。
好きでお腹が弱いわけではない。
むしろ夫は出かけることが大好きなのに
それがなかなか思い通りにいかない。
それでも一緒にどこかへ行こうとなんとか頑張っている。
それだけでもう十分だなって。

この事がきっかけで、私は時間に対する考え方が変わり
隙間時間を積極的に有効活用するということを
真剣に考える事ができるようになったと思います。
みなさんもライフスタイルなどに合わせて
自分独自の隙間時間というものが
結構存在しているのではないでしょうか。
これって隙間時間?といった感じで、実は大切な隙間時間に
自分自身が気づいていないということもあるかもしれません。
もしかしたら、以前の私と同じように文句を言っている時間…
それこそが実は大事な隙間時間なのかも。

時間は有限です。
自分で気がつかなければ、何も生まれることはありません。
自分の為に使える大切な隙間時間に気づいて下さい。

攻めの姿勢で隙間時間を自分の為に
どんどん使っていきましょう。

隙間時間を使って何かやるのものんびりするのも
自分がいいと思うことに使うことができているのであれば
それは立派な「素敵時間」だと思います。

隙間時間を素敵時間に変えてみては
いかがでしょうか?


ではまた。

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