「ふたりのお船」
少し前に、小牧さんのこちらの作品を読ませていただきました。
小牧さん、いつも素晴らしい作品をありがとうございます。
この作品はとても優しい兄弟のお話です。
弟を思う兄の優しい気持ちが
小牧さんの温かな目線で描かれているのですが
弟についてもまた、兄のことを思う姿が
とても切なく表現されています。
この作品を読んだ直後はいつものようにまた
小牧さんの世界にどっぷりと浸かったまま
しばらくの間ぼーっとしていました。
私はこの作品を読んで、自分の小さい頃のことを思い出していました。
「小舟」「手漕ぎボート」「水面に朱色の影」「金魚の群れ」
「夏祭り」「彼が掬えない金魚を掬った弟」
小牧さんの作品から拾い集めたこの言葉たち。
夏に地元のお祭りで金魚掬いをしたことを思い出しました。
懐かしい思い出です。
私が小さい頃は「最中」を洗濯ばさみで挟んだもので
金魚掬いをしていました。
全国共通だと思っていましたが
これって違うんですかね?
私にはその最中の金魚掬いが
今でも忘れられません。
今から思えばなぜこれを?と疑問を抱かないでもない…
そこで、私の懐かしい思い出に
ふたりを登場させたくなったので
こんなものを描いてみました。
これは「ふたりのお船」です。
この船は最中で作られています。
名前は…最中船?
ふふふ。なんだろう。
おふたりさん、ちょっと冒険チックですね。
ねじりさんは手で漕いでますね~。
うん、意外とワイルド!
そして相棒さんは、何か板みたいなのを持っています。
なになに?
あ、これはアイスを食べる時の
あの木製のスプーンだそうです。
念のため用意してくれたんですね。
手で漕ぐだけではやはりちょっと心許ないですもんね。
相棒さんありがとうございます。準備いいですね。
ではこのままもう少しだけ
ゆっくりと進んでみましょうか。
ふたりがどこへ向かうのかは
わかりませんがね。
みんさんも、夏の記憶を掘り起こしてみませんか?
ではまた。
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