小学校・中学校を思い出してみると
教室は
床・机・イスの茶色と
黒板の緑と
壁は薄いベージュでした。
中学校のときに通った塾も
教室は
机・イスの茶色
ホワイトボードの白
壁も白でした。
どちらかというと
無機質なイメージが思い出されます。
確かにその無機質な感じが
学習への集中を生んでいたような気もしますが
果たしてそうなのでしょうか。
色が人間の心理に大きく作用することは
知られていることだと思います。
この考えを基に
教室を無機質なものではなく
カラフルなものに変えるとすれば
どんな変化が待っているのか。
今回はそんな記事を紹介します。
今回紹介するのはこちらの記事です。
ここでは5つの色が例として挙げられています。
赤は
「繰り返しの作業や細かい作業」に用いることで
児童・生徒にエネルギー与えると書いています。
黄色は
「児童・生徒の注意をひきつけて持続させる」ことに秀でており
黄色の掲示板に大切な教材を貼るのもよいと書いています。
オレンジは
「熟考と記憶を促進する」働きがあり
研究(The Inclusive Classroom (natefacs.org) )によると
血液循環と神経系統に特に高い効果をもたらし
脳への酸素供給量を増加させ
心理的抑制を緩めながら精神活動を活発にする
とあります。
緑は
「平穏さとリラックス感を生み出し」
「長時間の集中を促す」のに最適だと書いています。
目にも優しい色なので
教室に落ち着いた雰囲気をもたらしたいときに使うと良いようです。
青は
「児童・生徒の呼吸器系と心拍数を穏やかにする効果」があり
研究によると
「大きな認知的負荷を必要とする知的な作業を行う人は
青色の環境で最も生産性を発揮した」
とあります。
近年は日本でも
様々な教育法が導入されるようになり
色彩豊かな教室が増えてきています。
しかし
まだまだ上記のような教室が大多数を占めています。
教室の環境は学業成績に影響を与えます。
教室の色彩から学校を変えるのも
面白いのではないのでしょうか。
ねぎ