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猫柳 六
2022年12月27日 16:54
お久しぶりわたしの12ヶ月を知ることができたでしょうか電話も出てくれないけれど。あなたはきっとわたしの様子を伺っていたことでしょう。長い沈黙と噴火に落石火事4の字固め。ありとあらゆる嫌な事を共有したような気もします。ついに朝がやってきました。朝日を2人で浴びましたよね。わたしは胸が熱くなりました。きっとずっと気が遠くなるような昔から続いてきたわたしたちの火事は、もうふたたび起こらな
2020年9月26日 01:21
数センチ隣のパラレルワールドでも、わたしはあなたとサヨウナラをしているのでしょうか。あなたは、昔よく見えていたギョロ目を瞬きするでもなく、何かを見ようとしているでもなく、宙ぶらりんのままの隙間でわたしを呼びました。それは遠くからの声でしたので側まで来るのに半日もかかってしまい、ごめんなさいね。あなたはわたしよりもっと高い位置から、わたしを許すような諭すような抱きしめるような、そんな雰囲気でわた
2020年8月10日 16:05
あなたとあなたへこちらは地球です。またいつものように朝が来て昼が来て、今は夕方というやつに居ます。それはすごくずっと移動していて、もうすぐ私は夜の始まりへ運ばれてしまうことでしょう。はざまとは、何かと何かの狭い間ということです。はざまに行く人は割と少ないかもしれません、いいえ、多いのかもしれません。どっちにしろ私は興味がありませんから、チケットは必要ありません。でも、いつもいつもはざままで
2020年9月12日 20:31
なんて事でしょう!今夜わたしはあなたに心揺さぶられて、何も手につかず困った時間をただ過ごしています。こんな夜をあなたは分かっていてそうしてるのですか。行方知れずになりたいくらい、気持ちが安定しません。あなたの気配を手にとって。わたしの気配も手にとって。黄色いライトと黒い海。震える気分のねこより
2020年9月5日 19:09
ごきげんよう。こないだのお手紙、ハラハラしながら読みましたよ。ありがとうと言うべきかは、まだ分かりません。私はただ、自分がしたいようにしているだけなのです。あなたに非もなければ、私にも非はありません。そこの所を、あなたが理解する必要があると思うのです。あなたの気持ちや行動を優しく許してあげたいのだけど、私は私の活動で手一杯なのです。それでも。今夜はそれぞれの窓から月を眺めましょう。23時に
2020年9月5日 15:32
あの、とんでもなく無色に近い冬の日にメリーゴーランドに乗りましたね。本当は馬車の方に座りたかったのに、写真係のあの人が「馬に馬に、白い馬に!」と力を込めて熱く訴えかけるので、その後のお昼ご飯を楽しく食べたい私は、ついにあなたのリクエストを受け入れてしまいました。置いてけぼりになった悲しい人の心の中のような音楽が流れ出すと、馬も馬車も円を描くように動き出します。動くたびに馬が震えて、私は恐怖を満
2020年8月23日 15:08
ハロー!という軽い気分で接する事ができる人。それはそうなのですが、最近のあなたはどうかと思います。眩しいくらいの黄色い黄身を保有しておきながら、急にどんよりと厚い雲が空1面に広がって、下で生活している人を不安にするような、あなたのたくさんの嵐のような言動ですよ。分かっておられますか。白い粉雪のようなその肌を、そのまま顔にくっつけていつも1人でほくそ笑んでいる。ああ神様あの人の顔は粉雪を振りかけ