技術書典は他の同人即売会より「未来」だった
本当は昨日まで更新の予定でしたが
今晩和、藤佳です。
本当は技術書典11オンライン会期中に毎日更新しようキャンペーンだったわけで、昨日無事、「技術書典11」は閉幕となりました。パチパチパチパチ。
コロナ禍の中、素晴らしいイベントを主催与えて下さった運営スタッフ様各位、
執筆を提案してくれてやり遂げる苦痛とやり遂げた楽しさを教えてくれた編集者の花房、
https://twitter.com/1060work
https://note.com/1060work/n/n54badc399b81
ともに原稿修羅場を乗り切り、一緒に大阪から出展してくれた戦友の鯛さん
https://twitter.com/Tai_3_desu
そして、拙作をお手に取って下さり、このnoteをお読みくださった読者のみなさま。
皆々様に、厚くお礼申し上げます。
なんだかんだで昨日まで連続更新しちゃったので、会期は終わりましたが、惰性でnoteは続けてみようと思います。ま、話し足りないのは事実ですし。おすし。
技術書典というイベント、すごかった
今回、サークル出展させていただいた技術同人即売会の技術書典さんですが、他の同人即売会とは全く違うシステムとなっており、メチャクチャ感動しました。
小学生時代からかれこれ5億年ほど同人即売会に参加している私ですが(オタクは年数とか時間を大げさに言いがちなので)、今までみてきた同人即売会とは全然違う、と感じました。
出展準備時は、読まなくてはならない説明事項などがたくさんあってとても大変だと感じましたが、会期を終えた今、シンプルにスゲーーーーという感服の気持ちでいっぱいです。
そのすごさについて、今日は語ってみたいと思います。
①キャッシュレス
7/11に池袋サンシャインシティで開催された実地イベントでも、フルキャッシュレスが実現されていました。
技術書典運営さんが開発された「かんたん後払い」というアプリがあり、各出展者には専用のQRカードが配布されます。
購入者は本を買うとき、そのQRコードをスマホで読めばいいというものです。
いやこれマジですごい!すごい!
まじで同人即売会といえば、釣銭の苦労がつきものなのです。
フリーマーケットをイメージして頂くとわかりやすいのですが、同人即売会では小銭の用意がつきものです。お金を崩し忘れると、出展者であれ購入者であれ、地獄を見ます。
出展者は返す釣銭がないと困るし、購入者も小銭があったほうがスムーズに買い物ができます。
この「かんたん後払い」システムが導入されることにより、そういった心配やトラブルが一掃されました。
同人即売会では釣銭詐欺や、偽札、釣銭盗難トラブルなども聞くので、キャッシュレス化することによってこういったトラブルも防げますね。
それに何よりも、今では感染予防のための接触防止の意味合いもあるのが強いです。
②イベントで買った本も、オンラインで買った本も、自分の本棚内から確認できる
いやーこれもすごい……
従来型のオフライン即売会で爆買いすると、買ったかどうか忘れる本も出てきて、重複してしまいます。
が、技術書典でプラットフォームを通じで買うと、現場で買った本も、オンラインで買った本も、一律「本棚」ページから見ることができます。
(私は、一番右端の本だけイベント現場で買って、左4冊はオンラインで購入しました)
そして、以前に購入した本は、「購入済み」と出ます!
蔵書の管理にとても便利です。
③通販で本が届く前に、電子版で読める
いやーーーこれも画期的!すごい!
冊子版を買った人も電子版をダウンロードできるように、って何故だろうと思っていたのですが…
これには仕組みがありまして。
冊子版の通販注文を受けたあと、私たち出展者は、イベント会期終了後に売れた冊数をまとめて指定の倉庫に送ります。
そうすると倉庫側で各お客様ご注文分が個別に梱包され、イベント終了後にまとめて発送するのです。
【購入者メリット】
会期中に注文した冊子がまとめてひと箱で届くので、
①送料が節約される。
②個別の荷物をぱらぱらと受け取る手間がなくなる。
【出展者メリット】
会期後、売れた分をまとめて倉庫に送ればいいので、
①個別に一通ずつ送る手間が省ける。
②顧客の個人情報管理の手間が省ける。
そして、こういったシステムではありますが、冊子が届くまで時間がかかるというデメリットはあります。
そんなデメリットを払拭する、「冊子版注文したら先に電子版がダウンロードできる」システム!!!
いやーすごい…画期的……通販は頼んだら日暮待つのが当たり前だと思っていたので(FRとかbox Jr.とかペーパーとか定額小為替で育ったもんで)、先に読めるのマジですごい……すごい………すごすぎて語彙力がなくなった…………
まさしく、次世代同人即売会
だな、と思いました!!!
出展する型としては今までと勝手が違っていて戸惑うことも多かったのですが、このシステムが構築されているのはメチャクチャすごいと思いました。
コロナ禍やらアレやらコレやらでしばらくコミケも開催されず、同人即売会の開催が壊滅的になった昨今、このプラットフォームをヨソに提供するというのもひとつのビジネスチャンスと思うのですが……
如何なものでしょう。
(ただ二次界隈だと、DL販売の是非とかもあるし、審査の是非とか色々あるので、非常にアレだとは思うんですけども)
ウチの本です。
同人歴5億年の同人女、
初めて親に見せて恥ずかしくない同人誌を書きました。
(煽り文句)
「語学力+趣味のノウハウを生かす フリーランス翻訳者入門」
語学力を仕事にするための本です。
仕事の取り方から確定申告から便利ツールまでこれ1冊!!
Wordの便利な使い方も載せています。
語学は出来るけど仕事にするほどでは…(謙遜)という方が、プラスαの特技や趣味をアピールして、翻訳者を目指そうという本です。
筆者は仕事用プロフシートでオタクアピールしたら、●滅の刃同人誌の後書き翻訳の案件が来ました。マジで。