🍳一週間のフード・デリバリー関連ニュースまとめ［2022/4/11～17］

2022年4月18日 08:17

食事に彩りが必要なことが一目でわかる…（笑）

今日のお昼ご飯は・白米・イカの刺身・肉まん・ヨーグルト・牛乳です。 pic.twitter.com/4POc5OsB1k
— 崖のスプーン (@gakespoon) April 12, 2022

この投稿を紹介するためにTOP画像も白い食べ物にしましたが、やはり寂しい…。

📰プレスリリース

📰フードデリバリーに特化したフランチャイズマッチングプラットフォーム『huriuri（フリウリ）』が事前登録受付を開始

飲食店が運営するフードデリバリーの運用支援を行うLisa Technologies株式会社は、フードデリバリーブランドをカンタンに見つけ、シェアすることができるフランチャイズマッチングプラットフォーム『huriuri（フリウリ）』の事前登録受付を開始。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000038052.html

飲食店向けフードデリバリーサービスを展開している延長で、マッチングサービスも展開ということで、事業の横展開のさせ方としてはとても親和性がありますね。

📰シェアサイクルサービス「Charichari（チャリチャリ）」フードデリバリー事業を展開するmenuと連携し、配達クルー向けの定額プランを開始

シェアサイクルサービス「チャリチャリ」を運営するneuet株式会社は、menu株式会社が展開するフードデリバリー事業「menu」の配達クルーの皆さまに向けた新たな定額料金プランを開始。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000045.000048038.html

会社名が似ていますが、neuet社のチャリチャリは福岡が中心として展開しており、都内でも展開されていますが、まだ一部エリアのみのようです。

フードデリバリー×シェアサイクルはUberEats×ドコモバイクシェアが以前取り組んでいましたが、爆発的に利用が増え一般顧客の不満が高まったことですでに協業は終了しています。

フードデリバリー側のメリットは言わずもがなですが、シェアサイクル側としても稼働率を増やせることは前提としつつも、なにより認知を拡大させるのが一番大きいと思います。

また、すでにデリバリー向けにサービスをしている「NORUDE」も、より使いやすいプランが出たようで、シェアサイクルにおける配達員取り込みは、サービス拡大の一手段になってきています。

📰デリバリーサービス「Wolt」法人向け即時配送プラットフォーム「Wolt Drive」運用開始

デリバリーサービス「Wolt」を展開するWolt Japan株式会社はこのたび法人向け即時配送プラットフォーム「Wolt Drive」の運用を開始し、株式会社メディカルノートと院内処方薬即時配送の実証実験をスタート。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000087.000051508.html

今回は配送プラットフォームの外部化ということで、まずは処方薬のオンラインデリバリーの実証実験を行うとのこと。Woltも日々進化していますね。

また、本筋のQコマースも引き続き拡大していっていますが、こちらに面白い記事がありました。

「一番の売れ筋商品はもやし。最低注文金額が700円からのため、注文金額の調整に使われたり、あると便利な食材なので、とりあえず買っておくか、という人が多い。」ということで、金額調整での購入は確かに納得！

📰オンラインサブスクサービス「snaq .me（スナックミー）」の人気のおやつがもっと身近に！「ファミマ!!」で4/20(水)から販売開始

株式会社スナックミーは、オンラインサブスクサービス「snaq.me」の人気おやつ10種を、「ファミマ!!」一部店舗にて、2022年4月20日(水)より順次販売開始。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000117.000031067.html

おやつのサブスクD2Cとして始まったスナックミーもついに小売りで販売されるまでに成長したということですね。

「お菓子」という商品自体ではなく、「おやつ」という体験を届けるこだわりが有名ですが、素朴で健康的な商品自体のファンも多く、その結果今回の取り組みに繋がったのだと思います。

🗾国内のニュース

🗾空からピザをお届け！ドローン配送実験　桑折・農業用水上空が航路

桑折町などは、町内で自動運転のドローンを活用した食品配達の実証実験を行った。農業用水路の上空を航路とした実験を行い、町内のドローン航路網の構築に向けた課題を確認した。

https://nordot.app/887493716892893184?c=113147194022725109

「従業員がドローンにピザをのせ、店から約1.8キロ離れた町内の住宅に9分間で配達した。」ということで、面白いのはその航路。

「町内には農業用水路が多く、ドローンが飛行する際に比較的安全で、維持管理費につながる農業用水路の新たな活用法として期待される。」とのこと。
確かに万が一の時も比較的安全ですし、まさか水路の上空が航路になるとは、その発想に驚きました。

今年の12月に施行予定の法改正において、ドローンによる第三者上空の目視外飛行（レベル4飛行）が一つのターニングポイントですが、水路という明確な"道"はレベル4の飛行にもプラスに働きそうです。

そしてドローンと言えば、ヤマトからなんとも未来感のあるデザインのドローンが発表されました。

ダイソンの扇風機みたいな原理で飛ぶイメージなのかな…？？

🗾表情読み「お薦め」7割的中

顔の表情を人工知能が読み取る技術を接客や安全機能に生かす取り組みが進んでいる。OKIは飲食店で客の興味のありそうなメニューを提案する仕組みを開発し、的中精度は7割だった。スウェーデンの企業は疲労時の車の運転の防止に活用する。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO59900600R10C22A4TEB000/

「気になったメニューを眺めていると、興味のないメニューがゆっくりと回転して別の商品に切り替わり、30秒ほどの間で3つのオススメのメニューが提示。」と、サブウェイで実証実験を行ったということで、「155人の客で試したところ、客が注文したいメニューと合致したかの的中精度は7割ほどだった。」というからなかなかの精度だと思います。

🌎海外のニュース

🌎ドアダッシュ、学生向けに「DashPass」の提供を開始

DoorDashは、大学生向けの会員プラン「DashPass for Students」を、通常のDashPass会員の半額である月額4.99ドルで提供開始。年間会員も48ドルで利用できる。全米の認定大学のすべての学部生および大学院生を対象。

https://www.restaurantdive.com/news/doordash-dashpass-food-delivery-subscription-program-for-students-half-cost/621899/

「この会員制度は、すでに全世界で1,000万人を超える会員を有しており、デリバリー・プラットフォームにおけるリピートビジネスを生み出す鍵となっている。」とあるように、顧客のスイッチコストが低いデリバリープラットフォーマーの最重要アクションは顧客の囲い込みなので、そのためには会員制度は必須ですし、その層をどう拡大していくのかが目下の課題だと思います。

🌎スターバックスがNFT事業に参入へ

大手コーヒーチェーン店スターバックスが、年内にもNFT事業に参入すると発表。スターバックスの創業者であり、最高責任者に臨時復帰したハワード・シュルツ氏は自社イベント「Open Forum」にて、NFTを活用したデジタルイノベーションを計画していると明らかにした。

https://hedge.guide/news/starbucks-to-entry-nft-business-bc202204.html

「NFT事業についての詳しい言及はなかったが、今後数週間のうちに発表される。」ということでまだどんなモノがNFT化されるかわかりませんが、「スターバックスほどの資産や文化を持った価値のある企業はない。」というのもごもっともなので、タンブラーのようなグッズに限らず、コアなファンを魅了していくモノが発表されるものと思います。

以上。

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