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一生懸命は楽しいぞ

タイトルは漫画ちはやふるの部顧問が掛けた名言です。
競技かるたに向かう情熱・熱意が端的にうまく表現されていますね。
この真理は、競技かるたに限らず、あらゆる挑戦に通じます。

私は、一生懸命になれることは、それ自体が幸せなことだと思います。
何かに打ち込む時、最初は誰もが不安を抱える部分があります。うまく出来るだろうか、続けられるだろうか。そんな心配を抱えることもあります。
ただ、一歩を踏み出すことで、新たな世界が広がっていく過程を楽しむことができると考えています。
部活動しかり、その他の活動しかり、始めは重たく感じる練習も、回を重ねる毎に身体が覚えていく。出来なかった事がほんの少しずつできるようになる。その小さな進歩の連続が、大きな喜びとなって自身に返ってくるのではないでしょうか。
誰にでも経験がある可能性が高いこととして、夢中になって何かに取り組んでいると、時間の感覚が変わって、気付けば日が暮れている、気付けば朝を迎えているような経験は多くの人が持っている事があると考えています。それは、その体験・行為に対して、自分の存在の全てを集中という形で委ねているからこそ起こる、特別な時間の感覚と言えるのではないでしょうか。
もちろん、順調なことだけでなく、必ず壁が訪れることもあります。練習を続けても続けてももがいても、なかなか上達が感じられない、思うように結果が出ない時期もあります。でも、そんな時こそ、一旦落ち着いて考える勇気を持つことが大切で、なぜ上手くいかないのか、どこに問題があるのか、冷静に分析することで次の道が見える場合もありますが、その苦悩と解消の過程を繰り返すこと自体が、後になって考えるとかけがえのない青春と呼べる大切な時間と言えるかもしれません。
そして、対象はなんであれ、道のりを共に歩む仲間の存在も、かけがえのない宝物となり得る場合も多いです。同じ目標に向かって進む仲間との切磋琢磨は、時に競争をうみ、時に支え合う、相互補完的な関係になります。互いの成長を喜び合える関係は、困難を乗り越える力となるだけでなく、一生付き合う人間関係にさえなり得るかもしれません。
一生懸命になると、どんどん自分の限界に近付いていき、限界を乗り越え、次第に限界を決めなくなる場合があります。「ここまでできれば十分だろう」という境界線を引かず、高みを目指すようになる場合もあります。できることが増えれば増えるほど、やれることのレベルが上がれば上がるほど、新たな課題が見えてくる。その自己の限界更新の過程はあたかも、決して終わることのない旅のように表現することができます。そして、その果てしない道のりこそが人を成長させ、更なる高みを楽しむことができるのではないでしょうか。
一方で、「楽しい」という感覚は、もしかすると最も純粋な原動力と言えるのかもしれない。誰かに言われたから、やらなければならないから、ではなく、心の底から湧き上がる楽しさ、やりたい!という気持ちこそが自然と自らの背中を押してくれると言えます。

結果的に、「一生懸命は楽しい」と言えるのではないでしょうか。
全身全霊で打ち込むからこそ見える景色があり、感じられる喜びがある、それは生きている上で最も幸せなことの一つではないでしょうか。
純粋な楽しさ、それこそが人生を豊かに彩る源泉だと、私は信じています。

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