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渋沢栄一から学ぶ

「日本の資本主義の父」と呼ばれる新しい一万円札の顔になる方ですが、
あまり知らない点が多かったので、書店で超初級者本を手に取ってみました。
すると、考えさせらる考え方が複数あったので、noteに纏めたいと思います。

●商売を行う人間は、仁義、道徳をもって取り組むべき
理念を貫くことこそ仁義です。
私利私欲の為に仕事をしている人は多くいると思います。
自分だけではなく、社会発展のために仕事を成すべきと語っています。
また、道徳心のある商売は長続きすると語っています。

●蟹穴主義
自分の得意なところを見極め、社会のためになることを推し進める。
すなわち、「自分を知れ」ということです。

●武士道とはすなわち実業道なり
武士のような精神的強さを養い、モラルや正直さを持つ商売を取り組む。

●ただ王道あるのみ
王道とは徳の高い生き方。王道をもって対処することが大切。

●大立志、小立志
立志とは志を立てること。建物の骨組みのようなもの。
大立志とは、出発点であり、生涯の目標でもある。
自分の本領を見極めながら、小立志をひとつひとつ取り組む。
枝葉となるようなことを地道に努力を続ける。

●自ら箸を取れ
千里の道も一歩から。
どんな仕事も誠実に取り組み、目の前の仕事に全力で立ち向かう。

●精神老衰
精神の衰えを防ぐには、学問をすることで、
いつも新しいことを学び続けて、時代に遅れないようにする。

●人生は努力にあり
怠惰を防ぐためには、勤勉と努力を日々続ける。

●能く集め能く散ぜよ
得のある人は、たくさん儲けても正しく使っている。

●智情意
知恵、情愛、意思をバランスよく持つよう心掛ける。

●孝・悌・忠・信
親孝行、年長者への敬い、忠義、信義にかなっているかどうかを
考察して決断すれば、正しい道から踏み外す事はない。

●偉き人と完き人
常識を備えた人間が多く働けば働くほど、
その社会には欠乏も不足も生まれなくなる。

●動機と結果
志と所作をしっかりと比較検討し、その量や質を照らし合わせてみる。

●修養とは理論ではない
修養とは自分を磨くことで、実践することが肝要。

●大丈夫の試金石
逆境に対して、どのように対応するかで真価が現れる。

●ものごとの判断基準
道理にかなっているかどうか、社会的な利益に則しているか、
自分のためになっているか、に置く。

●初心の意味
意志の鍛錬を日頃から心掛け、本心に立ち返る。

●熱意を持て
どんな仕事でも「趣味」を持って取り組んで欲しい。

●道理ある希望を持て
大切なのは「信」である。
将来に対する理想を捨てず、正しい選択をしなければならない。

●客観的人生観
「周りの人のために」を主に考える思考。

●日新たなるを要す
一日一日を新たな気持ちで迎える。

●恭・敬・信の心
礼儀正しく、敬いの心を持ち、信頼する。

●成敗は身に残る糟粕
成功や失敗は、人生から出てきた残りかすのようなもの。
成功にとらわれず、誠実でいれば、天は必ずあなたの味方をしてくれる。

●天命
結局は人間が自分で勝手に決めているもの。
自分でできることを全てまっとうした上で、天から下される運命を待つ。

●それただ忠恕のみ
第一に真心と思いやりが大事。

●模倣時代に別れよ
真似をする時代とは決別しよう。

これらの考え方は、今のビジネスにも繋がる点が多く、
むしろ、多くの大企業がベンチャーやスタートアップだった頃の祖であり、
勤める会社が、渋沢栄一が関わっていない可能性を探すのが中々難しかったり。

本当に私がビビッときたエッセンスだけを引っ張ってきたので、
本質的には書籍を読むのが良いとは思いますが、
まずは原点に立ち戻り、誠意を持って楽しんで取り組む事が大切ですね。

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