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子育てにおける「個性」の最大化

唐突ですが、私は小学校〜高校ぐらいまで「変な子」呼ばわりされていました。私は天才でも神童という訳ではないのですが、とても好奇心の強い子どもで、世の中にある多くの物事に対して、マイペースに「なんで?なんで??」と興味津々に質問を繰り返していました。それは今の仕事やビジネスに対するスタンスでも同様のことが言え、「これは何故??」と言葉を変えて存在し続けています。

自分が成功例だなんて決して思わないですが、「変な子」というある種、固有の個性をどう伸ばすのかは、多様性が大事と呼ばれる昨今においてテーマになるかと考え、文章を記述してみます。

私は、子育てにおいては「個性」を最大化したいと考えています。私の子どもに対してもその考え、スタンスで接しています。
そう考えると、多様性を受容して、弱点と捉えず、逆に長所と捉えて、育てる意識を持てば、人と違った「差別化された人」が生まれると考えています。その差別化要素がその人の長所として生かされ、良い意味でのデコボコの存在が「個性」と呼べるのかもしれません。

まず、「個性」をありのままを受け入れることが何より大事だと思っていて、愛情を持って、その人となりを尊重することが必要だと考えます。その時に否定の言葉は不要で、親御さんも色々大変な瞬間が多いとは思いますが、包み込むことが大事なのかなと考えています。

また、現代教育において、画一化されたプログラムの中で生きる子どもが多い中で、興味関心を伸ばすのもとても大事だと思っています。子どもは子どもが思っている以上に自分のことを知らないと思うので、私は何でもトライアンドエラーしてみたら良いと思っています。

「個性」の発見や強みを見つけるというのは決して簡単なことではありません。だからこそ特に、強い関心を示す分野は伸長する可能性を秘めていて、集中・熱中できる環境を整えるのは親の責務と言えるのかもしれません。

次に、私は「個性」を持った子どもは成長期にある訳なので、自信不足にどうしてもなりがちだと考えています。その為、子どものユニークさを活かせる為にも、自信を持たせることが大事だと考えています。

私は以前の記事にも、内発的動機づけに関する記事を書きましたが、「自己決定感(self-determination, autonomy)」「有能感(competence)」「他者受容感(relatedness)」がその要素として重要だと考えています。説明に関しては割愛させて頂きますが、内発的動機づけに対して真摯に向き合って、有能感が高まっている状態を生み出すことが大事なのでは無いかと考えています。

つまり、集団から浮いてしまいがちな「個性」に対して、「それで良いんだよ」と肯定してあげることが大事だと考えています。自分の取り組みや良さを子ども自身で気づいて認めてあげられれば自信に繋がると考えております。また、他者から受け入れられる体験があると、自己肯定感を高められるとも言えます。

加え、前述したように私は子どもの可能性の広がり方は無限大だと考えていて、どんな方向に進むにしても、寄り添って目と目を向き合ってしっかり観察し理解を深める努力が大事です。ただただ子どもの行きたい方向性に向かうだけでは無く、大人なりのファシリテートを行うことが責務とも言えるのでは無いでしょうか。
その一つとして、失敗への許容が重要で、その為の雰囲気づくりや空気感の情勢は子どものチャレンジ精神に繋がるとも言えます。

終わりに、私のような「変な子」も適切な育て方をすれば、確証こそなけれども、十分な伸び幅を得る可能性を持っていると考えています。そこには私は親への感謝しかありません。
つまり、親視点に立つと、受け入れ、寄り添い、自信を持たせることが鍵となり、そのために愛情と理解と絆を深めることが子どもの成長に繋がるのではないでしょうか。

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