色づき芽吹くエロス…
小学4年か5年の頃の夏
ある晴れた昼下がり
また川辺の湿地帯の探検に出かけた
でも今度は大きな長い橋を渡った隣町側
初めての川辺は大きな木々や背丈以上の草に覆われた
未知の世界だった
川沿いの雑木と雑草の茂みに
吸い込まれるような一本の砂利道があった
…どこに続いてるんだろう…
…この先には何があるんだろう…
わたしは怖さに少し負けながらも進んでみることにした
葦かススキなどの萱や雑木の葉っぱが風で揺れる音と匂い
青空の雲と汗ばむ陽射し
誰も通らない道を随分と歩いた
道から少