「習慣化」したいときには、ハードルをググっと下げて、自分との約束を守りやすくしてあげよう
わたしは朝と夜にルーティンにしていることがあります。
基本的には問題なく、習慣は遂行されますが、体調やその日のスケジュールなどの状況によって、影響を受けることはあります。
先日も、日中の予定が少しタイトで、移動や用事の内容で疲労が大きい一日がありました。
夜、お茶を飲んで一息ついて、いつものように明日のスケジュール確認と日記を書いたら、気が抜けてしまって「ヨガするの忘れそうだな」と思ったにもかかわらず、案の定そのまま布団に入ってしまいました。
我が家は、大人三人で暮らすには広くなく、わたしの個室はありません。
すべての作業はリビングでしています。
その日はちょうど、わたしがヨガできるタイミングで、夫がテレビを見ながら洗濯物をたたんでくれていました。
なので、
大人しくそれが終わるのを待っていたのですが、その間にヨガをすっかり忘れて、布団に入ってしまったのです。
でも、何かの引っ掛かりを感じると、ふと思い出せるんですね、
(まあ継続がモノを言っている可能性もあるけれど…)、
布団の中で「しまった!」ってなりました。
ただ、ちゃんと思い出せたんですが、
一旦寝る体制になってしまうと、たった10分でも、それをした方が気持ちよいと知っていても、もう一度起き上がるのは億劫です。
それで、どうしたかというと…
「ハッピーベイビー」というポーズだけを8呼吸やって、安心して眠りにつきました。
これは、あらかじめ決めているマイルールです。
ヨガインストラクターが、
「時間がないときは、このポーズだけでもやるといい」
と言っていたので、
ならば、わたしのヨガの最低限は「ハッピーベイビー8呼吸」にしよう
と決めていたのです。
このほかにも、
朝の予定時刻が早朝の時や、飲み会があったり、帰宅が遅くなった時の
最低限ルールは決めています。
例えば、
朝が早いときは、スケジュール確認だけはする。とか、
夜が遅くなった日の日記は、翌日に書いてもよい。とか。
(以前は、毎日書くなら一言でもよい。にしていました。)
自分自身が心から「習慣化したい」と
望んでいたとしても、
1年365日すべて「ベストコンディション」
を保つのはナカナカに難しいと思います。
そのための制約がきつくなってしまうし、
きつければきついほど挫折しやすくなります。
だから、
完璧ではない、大目に見られる、少し甘めのルールを作って、
「コンプ」のハードルをぐっと下げて、
自分を責めない工夫をしています。
今でこそ、習慣化がうまくいっていますが、
わたしも以前は何も続きませんでした。
日記だって、
三日坊主の日記帳を何冊捨てたことか。
毎日やるはずの筋トレも…
3ヶ月で終わるはずの通信講座も…
うまくいかなかったものがたくさんあります。
でも、1単位を極限まで小さくしたり、
困難な時の救済策を考えていくうちに、
だんだんうまくいくようになりました。
ハードルをぐぐっと下げて、
自分との約束を守りやすくしてあげるんです。
着実に実施できることをしていると、
次第に、
「わたしはできるんだ」
という思い込みができてきます。
すると、
できる自分でいたいと思う自分が
本領発揮してくれるようになります。
自分責めは、
やる気やエネルギーの無駄遣いになるし、
甘やかしすぎは、
達成の邪魔をする
天使の顔した悪魔のささやきです。
どちらにも傾かない「あなたのバランス」を
自分の行動しながら見極めて、
継続しやすい救済ルールを
自分のために作ってあげてください。