№21:行動の前に呼吸をせよ、ただし”まともな”呼吸を(ルソー)
【3㎞Rペース】
Nikeズームフライフライニットが逝きました。
3年近くトレーニングだけでなくハーフ、フルマラソンでも使用していました。久しぶりに”履きつぶした”感があります。
すでにアウトソール(最底)がすり減りミッドソールが露出していますので、このままですとケガにも繋がります。
そもそもアッパーが破断しているけれども・・・。
3㎞Rペースといってもラストは呼吸・息も絶え絶えで、リブフレアしてしまう。要するに顎が上がり、肋骨も上がってしまっている状態。当然フォームは崩れているのでパフォーマンス低下に繋がっています。呼吸とスポーツパフォーマンスが相関していると身をもって感じます。
呼吸といえば、
「生きるとは呼吸することではない。行動することだ。」というのは哲学者ルソーの言葉です。
意味は、「目的を持たず、ただ呼吸するというのは死んでいるのに等しい」というものです。
しかし今の多くの日本人は”まともな”呼吸さえしていないと言える。まともな呼吸もしていないというのはルソーの言葉から鑑みれば”死んでいる”ことになってしまう。
だからもっと呼吸をせよ、ただし”まともな”呼吸をです。
わたしはテクニカルな呼吸方法やメソッドを言っているわけではありません。”蓋(マスク)をしたまま呼吸をしない”それだけです。
なぜなら、アスリートの前に人間はヒト(哺乳類)です。
顔面神経、舌咽神経、三叉神経、迷走神経が哺乳類、とりわけヒトでなぜ発達しているのか?
それは必要だからです。その動き、機能がです。
それは呼吸だけでなく、話す、見る、聞く、飲込む(食べる)、表情(出す、見る)も含まれ、ポリヴェーガル理論では「社会交流システム」といっています。
社会交流システムは
2億5千万年前に哺乳類・・
7000万年前に原始の霊長類・・・
700万年前に直立する猿人・・・・
240年万年前に集団狩猟などをする原人・・・・
60年万年の旧人(ネアンデルタール人)・・・・
20年万年前に我々ホモサピエンス~ヒト・・・・・
という億年単位の進化、分枝を経て身に付けてきました。
進化したから個体維持、種族保存ができたのであり、個体維持、種族保存ができたから進化したともいえます。
そういった自分自身のモノ(遺伝子)に”抗っている無意味さ”に多くの日本人はいつ気づくのでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。