やっぱいちごつみは楽しいなって話! [日記と短歌]24,5,15
ひそやかにたった二人のパレードは行先不明だから歩くの/夏野ネコ
いちごつみ、たのしいですよね。
ここのところ数人の方とご一緒して、ちょうどいま続いている方もいます。交互に言葉を継ぎながら、あるいは投稿のためのストックになったり、ノリが良ければネプリとかで発表したり。
短歌の造形力を高めるためには多作がよしと言われてますが、確かに私もそう思います。でもひとりでは限界があるんですよね、数を作るってことに。
まして結社にも属さない私のようなひきこもりが多作を、それも外からの言葉を引き入れながら作っていくのは、これは結構しんどくて、だから「いちごつみ」の場は貴重なのです。なにより楽しいし!
なんだろうテニスのラリーってあんな感じなのか(やったことないけど)、あるいは何か音楽のジャムセッションみたいな(これはなんとなくわかる)、それら足して割ったみたいな面白さがこの作歌法にはありますよね。
基本は即興なのでわりと自分の手癖が出やすいところはあれど、でも相手の個性に引っ張られて意外なものが生まれたりするところが楽しい。自分の外側にある表現に刺激を受け、かつ引かれていく感覚は、新しい景色を見ているようで心も躍ります。
総じて、自分の引き出しにある様々なフレーズを組み合わせつつ、相手のグルーヴを引き込み、また引き込まれ、で、終わった頃にはまぁまぁ引き出しが大きくなっている感じがあるので、使える言葉やその使い方を学ぶ、増やす、という意味でも自分とはタイプの異なる歌人さんと行ういちごつみはとても勉強になるし刺激的です。
これからもぼちぼち(ちょうのんびりですが)やっていきたいので、基本常時お相手は募集している感じですね。
お付き合いいただいた方、きっとこれからお付き合いいただく方、ほんとにありがとうございます!