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日記と短歌

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その日その日に起こったことや感じたことを短歌一首とともに記します。
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#料理

秘伝のタレを作ると料理が捗るよ[日記と短歌]24,8,21

果たせない約束だから簡単に破らないまず米を炊きます/夏野ネコ 料理は効率的な栄養摂取の手段、なーんて嘯いている私ですが、振り返るに食べ物や料理にまつわる日記が多いんですよね、ははは、ひねくれているな! 少し前に「二段熟成仕込み」なる強そうなお醤油をいただきました。 これがけっこうな濃い味なので主として煮物に使っていたのですが、いかんせん用途が限られるので鮮度のあるうちに使い切れません。 なのでその子をベースに久々に秘伝のタレを作ったのでした。 と言っても簡単なもので、

100文字のレシピでキッチンが少し明るくなった [日記と短歌]23,6,3

混沌に言葉を与え糧とする世界の交差点たるキッチン/夏野ネコ 料理は、まぁ好きな方です。 でもそれは趣味的なものではまったくなく、生きるためのスキルであって、むしろ混沌に対する日々の戦いの中で自然と身につけたものだから、雑多な冷蔵庫の中のものが一皿に収斂していくプロセスと、それを生み出した先人たちに驚異を覚えます。 川津幸子さんの名著(だと思いますよ!)「100文字レシピ」をパラパラ読んで、気になったものを作るのが好きです。 もう20年以上も前に書かれたみたいですが、レシ

菜の花と蕪を買う、冬と春とが同居する [日記と短歌]23,1,21

甘えあう姉妹みたいな菜の花と蕪をたずさえ春を待ってる/夏野ネコ 蕪という野菜が好きでよく買います。スーパーで買うことも多いけれど、隣町の直売所に行くと大振りでツヤのいい地元産の子がお安く買えるので、時間があるときは直売所まで行きます。 きのう、ちょうど隣町に行く用事があったので直売所に行き、でっかい葉っぱのついた蕪をみっつ買いました。冬が旬の蕪なので、さすがにみっしりと重くておいしそうだ。あと出始めの菜の花を見つけたのでこれも。冬まっただなかだけど、そうか、ちょっとずつ春