おだし不要。「ぶりの炊き込みご飯」は、焼きおにぎりのお茶漬けで二度おいしい
先日、とある日本料理屋さんに行きました。
そこで〆に出てきたのが「ぶりの炊き込みご飯」です。
「あぁ…!ぶりって炊き込んでもいいんだ」って目から鱗でした。
塩焼き、照り焼き、一般的なぶりの調理方法でも充分おいしいのですが、炊き込みご飯の新鮮さったらこの上なくて、さっそく再現してみました。
|1品2役の炊き込みご飯は「ラクで助かる」
切り身を使ってごはんと一緒に炊き込むだけで、メインおかずとご飯を兼ねることができるってすごくラクです。
ラクなのにしっかり身体にいいもの食べた感じがするから、これはいい…!
ぶりの塩焼き、照り焼きなら、そのほかにごはんとお味噌汁と、なにかもう一つおかずがないとなんとなく満足できないのですが…。
ぶりの炊き込みご飯の満足感は想像以上です。
お味噌汁やお吸い物さえ準備すれば…欲を言うなら、+ちょっと酸っぱい作り置きがあれば、もう完ペキです。
▼作り置きできるラディッシュや赤大根の甘酢漬けが箸休めにぴったり
|「焼きおにぎりのお茶漬け」で二度おいしい
余ったごはんは小さめのおにぎりにしてから、フライパンにそのまま(油はひかずに)のせて表面を焼き「焼きおにぎり」にするといいです。
さらに、お好みのおだし(またはお水でも)を温めて、塩と少しの醤油で味をつけたら「お茶漬け」にもなります。
おにぎり自体に旨みが凝縮しているので、崩しながら食べると絶品ですよ。
では、作り方をご紹介しますね!
|材料
ぶり 1切れ(80〜100g目安)
水 240ml
米 1.5合
スナップえんどう 5本(30g)
醤油、酒 各大さじ1
塩 小さじ1/3
塩昆布ふたつまみ(3g目安)or 5cm角の昆布
|作り方
最初に大事なポイントです。
振り塩+焼いて余分な油を拭き取ることで、臭みを取ることができます。面倒かもしれませんが、ここは丁寧にするとできあがりの味が違います。
まず、ぶりに振り塩をして10分置いた後、表面に浮いた水気をキッチンペーパーで拭き取ります。
▼振り塩については、こちらをご覧くださいね。ショート動画もあります。
両面に軽く焼き色がつくまで6〜7分ほど焼きます。焼いた後、魚の表面に出た油には臭みも混じっているので、軽くキッチンペーパーで拭き取ってください。
鍋や炊飯器に、洗ったお米1.5合、水240ml、醤油・酒を各大さじ1、塩小さじ1/3、塩昆布ふたつまみ(3g)、最後にぶりを入れます。
▶︎参考:水の分量は、お米用のカップで1.5カップ分から調味料の液体分(大さじ2)を引いた量です。
塩昆布の代わりに、5cm角の昆布を入れて炊いてもOKです。
▼塩昆布をだし代わりに使っています。ぜひ無添加のものを。
鍋炊きでも、炊飯器でも、いつものように炊き終えたあと、斜めに切ったスナップえんどう30gを入れて2〜3分蒸らし、火を通します。
▼愛用している土鍋は2合炊き用。炊飯器より早くておいしい。この土鍋の場合は5分炊いて、20分蒸らすと炊き上がります。
食べる際には、ざっくりと全体を混ぜて、ぶりの身をほぐし過ぎないのがおすすめ。切り身であっても大きな骨が2.3ヶ所あるので、気をつけてくださいね。
|発酵調味料・旬ごはんの食材別レシピ索引
ここまで読んでいただきありがとうございました。
ふだん炊き込みご飯は、あまり頻度が多くないのですが、ときどき無性に食べたくなります。先取りしてスナップえんどうを入れたら、もうすっかり気分は春です。
もし作ってくださる方がいらしゃれば、コメントやインスタグラムで教えてもらえたら、とっても励みになります。
発酵調味料・旬ごはんの食材別レシピ索引、作りました。今日のご飯作りにお役立ていただけたら幸いです。