お金と時間があれば、人は変われるのか
こんにちは、中村菜月です。
私は社会人になってからも興味のあることについて学ぶことが好きです。
現在、1歳・5歳・7歳の子供がいますが、子育てしながら取得した資格は4つ、その他セミナーや講座に良く参加しています。
ある日、母がこんなことを言いました。
「お母さんだって、お金と時間があれば好きなことを学べたんだけどなー」
私は直感的に思いました。
「お金と時間があったらきっと、母は違うことに使うだろう」と。
お金がない時期の学びで得たもの
19歳の頃、私は新潟の美容専門学校メイクアップ学科に進学しました。
メイクを中心に学びたかったので、必然的に県外への進学となったのですが、当時父は失業しているし兄は借金残して消えてしまった中での決断だったので、それはそれは反対されました。
なので、当時アルバイトしていたセブンイレブン(当時の時給650円)で一生懸命働いて30万以上貯めて、特待生で進学したので家族の負担は減らしたつもりです。
ただ、学校生活でも作品作りや教材にお金がかかり、食費を削りながら通っていました。
誰も知っている人がいない新潟県。
頼れる人もお金もありませんが、ちゃんと見ていてくれる人たちがいて、お米や果物をくれたり、ご飯を奢ってくれたり、一緒に過ごしてくれる仲間ができました。
卒業式は、袴をレンタルするお金がなく出席できませんでしたが、今でも新潟での出会いや学びは心に残っています。
だからこそ、「人を見捨てたくない」「美容を捨てたくない」というのが今でも染み付いて離れないのです。
時間がない時期の学びで得たもの
子供が生まれてから、「働く人の支援がしたい」と思うようになり、産業カウンセラーやキャリアコンサルタントの資格をはじめとする様々な資格や学びを得てきました。
夫が生活を支えてくれてくれていたのもあり、自分のお金を学びに投資することができたのですが、なんせ出産すると自分に使える時間がないです。
なので、夕飯を作っているとき、お風呂に入っているとき、寝る前の数分、そして活用できる支援や協力はしっかり受け取って自分の学びに投資しました。
「こんな大変な時期なのに、今やる必要ある?」と母にも言われました。
「もちろん!こうなりたいから今やる必要があるんだ!」と言えたらかっこいいんだけど、今やる必要があるのかどうかは答えられませんでした。
でも、「やらずにはいられない」という好奇心と探究心だけが私を突き動かしていたのだと思います。
変われる人は、お金と時間ができる前から動いている
お金がない中でも、時間がない中でも、私はすごく楽しかったんです。
その経験ができること自体が、すごいことだなと思って。
今は、情報がたくさんあって効率的に無駄なく生きることができるかもしれない。
でも、正しいか正しくないかわかんないけど無我夢中だったなぁって思うと、「自分生きてるな」って思うんです。
これまでの経験を経て「お金や時間がない」は事実だとしても、変われない理由にはならないと思っています。
お金はともかく、時間は減る一方です。
だかこそ、「これは解決すべき事実なのか、それとも自分が変わらないための言い訳にしているのか」のどちらなのかは、自分自身に打ち明けてみてもいいんじゃないかと思います。