再掲【詩】「少しずつ少しずつでも」
少しずつ少しずつでも
前に進めていたらいいな
少しだけ少しだけでも
うまくやれてたらいいな
この今にこの場所で
せっかく生きているんだ
この僕でそのあなたで
なんとか過ごしてるんだ
ホントは分かってるのに
どうして僕ら悩んでしまうのか
袋小路に行き着きたくなるのか
愛されてるのに
愛されてないような顔をするのか
もがいてしまうのは
しょうがないのかな
欲張りな僕ら
ささやかだとは言うけれど
贅沢な夢を見てる
そして目覚めるたびに
この世界のありように
鼓動を揺らすんだ
いつか必ず離れていくことが
ようやく分かるようになった
その定めからは逃げられないから
何かを遺したいと願うんだ
少しずつ少しずつでも
前に進めていけたらな
少しだけ少しだけでも
うまく笑えてたらいいな
世の中うんざりするようなことばっか
でも実はそんなにたいしたことじゃない
ちゃんと知ってるはずなのに
どうして自分に傷をつけるのか
闇の夜に息をついてしまうのか
愛せているのに
愛を知らないようなフリをするのか
ここにいる
今そのことだけで
すでに在り難いこと
奇蹟を欲しがるけど
ここにいる
ただそのことがもう
かけがえのない奇蹟
この僕で迷いながらも
それでも生きていくんだ
きっとあなたもその姿で
どこかで笑っていてくれたら
少しずつ少しずつでも
前に進めていたらいいね
少しだけ少しだけでも
優しくなれていたらいいね
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