40年使い続ける金網ザル
橙(だいだい)の身が正月のお餅の上におかれるのは、橙は木から落ちずに大きく実が育つため、
家が大きく栄えるとして縁起が良い果実だから。
橙という名前を「代々」とかけて
代々繁栄すると家族が未来永劫代々
続いていきますようにと願いを込めている。
そんな室礼に込められてる思いが私は好きだ。
モノたちも大事に代々使われていって欲しいと
思う。
10年以上を共にするモノたち
家にあるものって10年以上使ってるものが
意外とあるなって思いたち、
そんなモノたちを少し観察してみた。
好きだから。なんとなく気づいたら使っていた。壊れないから。捨てられないから。などなど。
私自身は、モノをたくさん買う方ではないけど、あまり調べて買うというより
直感で買うことが多い。
知らない人に勧められるのは苦手だ。
服屋の"似合いますね"も大っ嫌いなので、
基本服は試着しない。
家にあるものは、もともとストーリーがあるものだけではないが、使いながら染み込まれていくものもある。モノからコトへとかよく分からないけど、モノと過ごした時間には語れる思い出があるような気がする。
そんなお話しです。
その1 金網ザル
わたしが札幌から東京に出てくる時に、
母親が使っていたものを持ってきた。
その時点で27年前。まだ現役で毎日使っている。ザルを買ったら20年以上は使うんだと思うと、次のザルは慎重に選びたい。
生涯、最後の金網ザルになるかもしれない。
その2 傘立て
表参道のspiralで買ったのを覚えている。傘立てが欲しかったというより、spiralで買うことがおしゃれな気がしてた時代。日々使えそうなものを買った。今でも飽きることなく、玄関に置かれて15年以上。多分一生傘立てはこれかも。
傷まないしね。傘立て人生1回。
その3 時計
北海道の木の雑貨にはまり、
買いまくってた15年〜20年前。
いつも5〜6分早めに設定されている時計。
デジタルで時間を見れるものも増えた中、
それでも、朝の慌ただしい出発は
この時計を家族みんなが見てる。
100年休まずにチクタク動くのだろうか。
その4 鍋
結婚祝いにもらった鍋。
かれこれ20年以上前。
今でも現役。少し焦げついてるけど。
ミートソースやシチューなどいっぱい作った。
そんな思い出がいっぱい。
食べ物は、そこから思い出話が広がる。
今ではうちには少し大きすぎる鍋だが、
丁寧にまだまだ使いたい。
蓋落として少しかけてるけど。
ほんと大好きです。この鍋❤︎
その5 スーツ
会社に入社する時に母親に買ってもらった
スーツ。その頃そんなに安い服はなかった。
上下で7万〜8万円だったと思う。
大事に着ようと思った。そしていっぱい着た。
今でもこんなに身体に合う服には
なかなか出会えない。
そして30年。
ここ数年はウエストサイズが合わなくなり
着れるのに着れなくなってしまった。
まだまだ着たいし、痩せよう。
使わないものは買わない。
モノにある役割やともに過ごした生活を語れる
モノたちをこれからも選びたい。
キリがなくモノがあるので、
この続きはまた👋
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