子どもが伸びないのは、きっと親が口出しを我慢できないからだ。
今週末、ついに、少年野球チームの活動が再開します。
最近の投稿をみると、根っからの「野球一家」のように映るかもしれませんが、そんなことはありません。
私は、野球未経験。プロ野球観戦や野球ゲームをたまに楽しむ程度で、技術的なことはまったくわからないド素人でした。
長男が少年野球チームに入団したのは小学校四年生の秋でした。今から六年前のことです。息子から「野球をやりたい」と言われたときは「あの、厳しそうな"野球"という世界に足を踏み入れるのか」と、緊張したのを覚えています。それと同時に、運動が得意な長男が、運動会以外で躍動する姿が見られるという喜びがこみ上げてきたのも覚えています。野球のことは詳しくありませんが、息子が奮闘する姿が嬉しくて、練習のある日は毎日見に行きました。長男が野球を始めたすぐあとに、次男も幼稚園の年長からチーム練習に加わるようになり、家族みんなで通うようになりました。
少年野球チームのお父さんたちには野球経験者が多くいました。皆、熱心で、子どもたちが上達するように手取り足取り教えてくれていました。私も、私なりに出来ることを探して、グラウンド整備をしたり、トスを投げたり、球拾いをしました。
野球経験者のお父さんたちには愛があふれていました。
愛はあふれていましたが、「要らない言葉もあふれている」と感じました。
少し待っていれば、自分で気づくのに。
少し待っていれば、自分で動くのに。
言葉が多いせいで、子どもの成長を止めているように思うことがよくありました。強く言っても、回数を多く言っても、響かないものは響かないと感じました。
おそらく、それは口うるさくしているお父さんたちもわかっていたと思います。でも、止められないのでしょう。
我が家に野球が入ってきて、七年目になります。
私は特に野球に詳しくなってはいませんが、二人の息子たちは、楽しそうに野球に取り組んでいます。長男が野球を始めた頃、お父さんたちが熱心に指導し、主力として活躍していた子どもたちは、今、ほとんどが野球から離れています。
子どもがたくさん練習したり、野球のことを考える時間が増えるに越したことは無いとは思いますが、そう簡単ではないのだと思います。
私は、ひそかに、気に掛けていることがあります。
「子どもの矢印が野球に向いているとき」と「子どもの心が開いているとき」じゃないと、親の言葉は届かないということ。そのときでなければ、促す態度、伝える言葉は、無意味。いや逆効果だと思っています。なので、そのタイミングでなければ、そのタイミングが来るのを私は待ちます。
年長で始めた次男は六年生。少年野球生活も、残すところあとわずかになりました。息子は、今度の日曜日に準決勝を迎える少年野球大会で優勝することを目指しています。そのために今週は気合いの入った自主練を続けています。なんとか、優勝を見たいものです。
その後。
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