リモートでチームをまとめ、プロジェクトを推進する『チームコンダクター』とは?
こんにちは!ナラティブベース育休インターン生のなおこです。
今後のはたらき方を考えている皆さまに、肌で感じたナラティブベースの魅力をお伝えできればと、前回よりオープン社内報を書いています!
前回は、ナラティブベースが大事にしている対話の場、「ナラティブKPT会議」に突撃潜入!
いくつかのプロジェクトのKPT会議に潜入しているうちに、こんなことが気になってきた。
「はたらき方もスキルセットも多様なメンバーでプロジェクトを推進、運営していくって、どうやっているの?!」
再びHPを見てみると…プロジェクトの体制図を発見!
チームコンダクター?
聞いたことがない職種…プロジェクトリーダーみたいなものなのかしら?
よーし、今回は「チームコンダクター」に突撃してみよう!
◆チームコンダクターの役割
チームコンダクターの役割は何ですか?と尋ねると、穏やかな笑顔で「見守ることかなぁ」と答えてくださった奈津子さん。もっと具体的に問いを投げると以下のような答えが返ってきました。
奈津子:「チームコンダクターとして、私が担っているのは大きく3つの役割です!」
◎チーム体制の設計と業務進捗のマネジメント
◎予算とクオリティのマネジメント
◎顧客との折衝
奈津子:「もう少し具体的に言うと、実務面で誰が何をするのか、どこまで関わるのかといった設計をしてチーム体制を作り、プロジェクトを推進する役割です。例えば、ある運用業務のBPOプロジェクトを例にお話しすると、まずはどうやって業務を進めていくかを設計し、業務の振り分けやお客様との定例会の頻度など細かな点を決めた上で、費用の見積もりを作成し提案・交渉します。また、運用時にはイレギュラーや緊急体制を舵取りすることもありますし、状況に応じて体制をバージョンアップしていくのもチームコンダクターの役割です。」
チーム体制をデザインし、プロジェクトを推進していく、チームの要となるのがチームコンダクターの役割なのか!
奈津子:「また、メンバーが対応に迷うことがあったら相談を受けて、一緒に考え判断をします。プロジェクトの原価管理も役割のひとつで、見積もり以上の仕事をメンバーがしていないか確認したり、お客様と交渉をしてほしい時は声をあげてもらえるよう働きかけをしています。
お客様との定例会にはチームコンダクターが参加し、必要な情報はメンバーに伝えます。また、業務量とコストの調整を行い、契約内容以上の工数がかかっている場合は請求の交渉も行います。」
対チームの仕事のほかに、営業的な顧客接点も役割のひとつなんだ!
◆プロジェクト推進とチーム運営
チームコンダクターの役割はわかってきた!今度は具体的な運営で気になっていることを聞いてみよう。
──ナラティブベースのメンバーは稼働できる時間もワークスタイルも様々ですが、どのようにお互いの稼働状況や業務への意向をつかみながらプロジェクトを円滑に運営しているのでしょうか?
奈津子:「そうですね、まず、プロジェクト立ち上げ時にメンバー同士の顔合わせで互いに状況を共有するようにしています。その後は相手がいつ稼働しているか意識して余裕を持って連絡したり、それぞれコミュニケーションをとりながら連携を工夫しています。
また、今後どこまで関わりたいか、どこを目指して頑張るか等は、チームや1対1で話すこともあります。チームで行うナラティブKPT会議では、業務のことだけではなく、感情を共有することも大切にしています。その人の希望、得意不得意等を表に出し、役割分担を臨機応変に変えたりもします。こういう場所もチームコンダクターが意識的に作ることが多いですかね。」
なるほど、コミュニケーションが大事なポイントなのか!
──関係性を作るうえで工夫しているのはどんなことでしょうか?
奈津子:「本音を出せる空気づくり、場づくりをしています。例えばKPT会議で、仕事のP(Problem)だけではなく、感情も出してほしいと伝えています。Slack上でも業務に直接関係しないことをつぶやいて、気持ちをシェアしたり。我慢強い方には、積極的に愚痴を言ってくださいねと声をかけたりすることもあります。人を批判的な目で見ない。どうやったらできる?という目線で一緒にいることが大事。」
奈津子「ここまで、業務の役割としていろいろ挙げましたが、チームコンダクターとして私が1番意識していることは〝チームを有機的に機能させる〟と言うことなんです。」
と話してくれた奈津子さん。最初に言っていた“見守る”とはそういうことなのか!チームコンダクターの大切にしていることがきっとチームに伝播していって、場ができ、チームが形づくられていくのだろうなぁ。
◆チームコンダクターの難しさとやりがい
──最後に、チームコンダクターの難しさとやりがいは何でしょうか?
奈津子:「上司と部下じゃないフラットな関係の中で一つの目的に向かってまとめていくのは、スキルがいると思っています。普通の会社のように上下関係がないので、方向を決めて『やって!』とはならない。対等なフリーランス同士なのでお互いの合意があって成り立ちます。多様さを前提として、どう合意をとっていくか。一方通行ではないコミュニケーションをとりながら作っていくのが難しさでもあり面白さだと思っています。
その中で、チームが主体的にのびのびと進化していく時、チームが自ら変わって成長していく様子を見られるとよかったなと思います。」
◆チームコンダクターへの突撃を終えて
「粘土のような手触り感」
インタビューの中で、チームについて奈津子さんがおっしゃっていた印象的な言葉でした。
目標に応じて割り当て、強いリーダーシップで率いていくやり方とは異なるマネジメント。多様であるからこそ、メンバーやその集合体のチームも日々形を変えて進化していくことを感じ取りながら、目的に向かって推進していく、それがナラティブベースのチームコンダクターらしさなのかなと感じました。
そのためには、ナラティブKPT会議で感じたような、思いや背景が共有される営みが大切。これが「ナラティブ」なのかしらと、前回突撃とのつながりを感じつつ、ナラティブベースのはたらくをゆっくり深めたのでした。
育休インターンなおこの『突撃!ナラティブベース』はつづく…
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\ナラティブベースとは? /
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