【地方移住】10年以上前に買った付箋からマインドセットした話
週2で広報仕事に通っている。筆記用具をデスクに置くため家にあるものを選んだ時に10年以上前に買った付箋も選んで持って行った。
クリアファイルに資料を入れて「お願いします」のメモを貼る時にこの付箋を使おうとしたところ、付箋の粘着が固まってしまっていて次の付箋も一緒に外れてしまった。
粘着部分は下の付箋の紙部分がくっついて粘着はゼロ、紙はけばけばになってしまったし、その下部分もほぼ同じ状態になっていた。ということはこの付箋もう使い物にならない。小さめだから粘着部分を外して再利用と言うことも出来ず少し心がチクンとしながらゴミ箱に入れた。
この付箋はよく言う経年劣化だ。コラージュがマイブームの時ろ材料を買いあさった時の一部である。
「もっと早く使い切ればよかった…」と思った時、こんな感覚をつい最近味わったことを思い出した。
それはご近所さんが蔵の大掃除をしている時だった。この辺の集落で古くからある家は皆さん蔵を持っている。我が家にもあって今は農作業用の道具やキャンプ道具が所狭しと入っている。
「いるのあるなら持って行っていいよ。業者さんが運ぶから荷物が少ない方がお金もかからないし。」と私たち夫婦は家主さんに声をかけてもらい蔵の中を見学に行った。
夫さんはまだ使えそうな農機具や道具を分けてもらい、我が家の蔵の中を整理するための棚までゲットしていた。
私と言えば家主さんの奥さんに「これいる~?」と未使用のハンドタオルを大量にもらっていた。「まだ使わないから」と蔵にしまったものが「いらなくなったもの」になったらしい。
新しいタオルは大歓迎だったので喜んで持って帰ったけれどふと思ったのは「このタオルたちも私がもらわなかったら保管されてたのに捨てられていたんだな」ということ。
使う予定で保管していたはずなのに月日が経つと必要なくなってしまったり使えなくなってしまう。しかも捨てる時にお金をかけて捨てなくてはいけないこともある。この時感じた感覚を付箋の件で思い出したのだった。
今までも「もったいない」という理由で何かを保管することは少なくしているつもりだった。今あるものを使い切ってから新しいものを買うことも心掛けているつもりだった。でもまだまだ使ってない、無意識に取っといてあるものは家の中に点在しているのではないだろうか。
将来、捨てるためにお金をかけることは少なくしたい。普段から処分したり積極的に今あるものを使った方が色々プラスになりそうだ。