【地方移住】大掃除という概念が消えていた理由とは
長野市山奥の築年数不明の古民家に移住して8月ではや2年。「2年経った~わ~!」と記念日ぽくお祝いするわけでもなく、なんなら新規就農して初めての年で、出荷品目はきゅうりだったので7・8月は怒涛の忙しさだった。
きゅうりの収穫がピークの時は夫さんは毎朝4時ごろ起きてきゅうりを収穫しに行っていた。私は4時半~5時に起きて前日夕方に収穫したきゅうりが山積みのコンテナの前に出荷準備をしていた。
我が家のガールズにも保育園にもお願いしてお盆期間も1日だけ休んで他の日は全部登園してもらっていたし「あそこ行きたい」「どっか行きたい」コールにも「きゅうりがあるから…」と我慢させてしまったりしていた。
そんなこんなで9月になってきゅうりが終わるとやっと我が家にも一息つく時間が持てるようになった。
そして家の中が気になってくる。この2か月でたまったもろもろが目に入るようになってしまった。
「掃除するかぁ…」と思った時、ふと気づいたことがあった。
「食器棚の整理はいつからしてないのだろう。」
「このタンスを動かしてホコリを取ったのはいつが最後なんだろう。」
「いわゆる大掃除っていつしたっけ。」
そうなのだ。ここ長野市の山奥は年末は豪雪地帯になるのでとてもとても寒くなる。部屋の中なのにマイナスゼロ度もざらだ。リビングを中心に暖かくするけれど、他のキッチンだったり洗面所はすこぶる寒くて長時間いられないのだ。
お風呂掃除なんて気合とセットでないとやりきれない。時短で頑張るか、お風呂場に暖房とお湯をつけて掃除していた。
そんな寒さの中普段より本腰入れた大掃除など私にできるはずもなかった。2回の冬を越したけれど大掃除をスルーしていたことになる。
ということは大掃除は寒くなって年を越す前、畑作業が少し落ち着いた9月10月に重い腰を上げるしかなくなる。つまり今!
そしてちまちまと大掃除を進めている今日この頃。2年もすれば子どもたちも大きくなって不要なものもちらほら出てきてプチ断捨離にもなっている。断捨離、たーのしー!
家の中に目を向けることは自分に少し余裕も出てきたことが自覚でき、それも嬉しく感じる。いや、仕事はもっと忙しくなってくれた方がいいのだけれども、今だけ今だけ。
最後まで読んで頂きありがとうございます。夫さんが思う存分農業が楽しめるように私も好きなことでサポートしていきたいと思っています。頂いたサポートは今後の活動に充てていきます!