スマホアプリは、ほぼすべて未完成
スマホアプリのアップデートは誰もが経験していると思う。あなたのスマホは今、どれだけの通知が付いているだろうか。
細々とアップデートしていく人もいるだろうし、まとめて一気にやってしまう人もいるはず。またかよーと思った経験がある人もいるだろう。
でも、そもそもの話、なぜスマホアプリはアップデートを繰り返すのだろうか。
結論から言うと「リリース時点では100%じゃないから」。これに尽きると思う。
言ってしまえば「未完成品を世に出している」わけだ。
こう聞くと、いやいやそれってダメじゃん!ちゃんとしたの作ってよ!となる人もいるかもしれないが、個人的には明確な答えがあって、
今の100%が未来も完璧とは限らない。
つまり「100%」とか「完璧」なんてものを目指しすぎないことが大事なんじゃないかと思う。なぜなら、そもそも無理な話だから。
たとえば会社でプレゼン資料をつくるとき、「よし!終わったぜ!」と思っても翌朝に見ると「やっぱここはもうちょっと…」という部分が少なからずあったりしないだろうか。
僕もセミナーの資料をつくるとき完全にこれで、結局はセミナー当日の午前中にまた何か付け足す(あるいは削る)ことが多い。
学生時代の部活なんかを思い出しても、きっと同じようなことがある。
昨日までの練習では完璧に仕上げたはずなのに、いざ試合当日になると不安になったりする。そして試合後には必ずといっていいほど改善点が見つかるものだ。
昨日の完璧でさえ明日にはどっか行ってしまうのに、それでも完璧なんてものを求める理由ってあるのだろうか?
もちろんクオリティを求めるのは悪いことではない。なんでもかんでもテキトーにちゃちゃっと終わらせて「出来ました!」とか言ったところで信頼度はガタ落ちする可能性もある。
ただ、いつまでも100%を求めて時間をかけまくったところで、その大半が徒労に終わることは念頭に置いておくといいように思う。
ある程度のクオリティでスタートを切って、ガンガンそこからアップデートしていこう。スマホアプリと同じように。
なんでもそう。完璧に仕上げた自負がありすぎるとアップデートが億劫になり、結果として時代遅れになることが多い。
どんなものもアップデートする前提くらいがちょうどいいと思うし、振り返ったときに「いやー、足りねえーーー」と感じたほうが自分の成長を実感できたりもする。
まず表に出すこと。完成させること。
これを習慣にしてから僕は、ビジネスが円滑に進みだしたのは間違いない。
スピード感がない仕事は絶対に終わらないから、「未完成」をもっと身近に置けるといいんじゃないだろうか。
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