#09「科学がつきとめた『運のいい人』」
「Naoto's Library」にお越しいただきありがとうございます。
週に3冊程度、多いときで4冊程度の本を読んでいる僕の気づきや学びをぽつらぽつらとこぼしていきつつ、「誰かのためになればいいな」という想いで「Naoto's Library」を運営しております、なおとです。
また、「Library」ということで、こちらの記事を読んでいただき「実際に読んでみたい!」という方は、無料でお貸しいたします。
無料配送でのレンタルも承っています。
詳細は最後に記載しているので、そちらをチェックしてください。
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車で走っているとき青信号が続くと「ラッキー」と思う。
自分のならんでいたレジの列だけスルスルと進むと「ちょっと運がいいかも」と思う。
たまたま懸賞で豪華な賞品が当たると、うれしい反面、こんなところで運を使っていいのかな?と思う。
こんなふうに、私たちはいつも心のどこかで「運」を意識しています。そして「運が良くなると良いな」と思っているのでしょう。
どうしたら運は良くなるのでしょう?
どういう人が運を味方にするのでしょう?
そんな命題に科学的アプローチし、科学的に解明する、そんな一冊をご紹介いたします。
1.内容
「運」というのは、その人がもともとその運を持っているというわけではなく、生まれつき持っているのでもなく、その人の考え方と行動パターンによって変わると、著者である中野信子氏はいいます。
つまり、だとすれば、運のいい人の考え方や行動パターンを決める脳そのものを「運のいい脳」にすればいいのです。
そんなヒントやエッセンスを学べるのが本書です。
2.読もうと思ったきっかけ・目的
・単純にタイトルに惹かれたこと
・「運」を自分に引き寄せられるような、そんなエッセンスを体得するため
3.気づきや学び
・運のいい人は、自分を大切に扱っている
→自分を大切にしている人は他の人からも大切にされる。自分を粗末に扱っている人は他人からも粗末に扱われてしまう。他の人から大切にされることで運を引き寄せる。
~「割れ窓理論」~
例えば目の前に2台の車があるとする。1台はピカピカ、もう1台は汚れていて、車には叩かれた跡がある状態。もしあなたが「この2台のうち、どちらかを棒で思いっきり叩いてください」と言われたら、どちらの車を叩くか。ほとんどの人が「汚れている車」を叩くのだろう。つまり、人はある特定の秩序の乱れがあると、それに同調してしまうのだ。
・運のいい人は、「○○大好き!」と自分に言う
→失敗にしたときに反省はするけれど、落ち込みすぎないように、自分で自分を嫌いにならないように、どこまでも心の広い自分ももっておく。そして心の中で「そんな○○もやっぱり好きだよ」と唱える。とある病院で行われたこのアクションは、時間をかけて何度も繰り返して言ううちに、患者が段々と自分を大切にできるようになったそう。
・運のいい人は、自分なりの「しあわせのものさし」を持ち、それを自己認識する
→「しあわせのものさしを持つ」とは、「どういう状態だったら心地よいのか、どういう状態に自分は幸せを感じるのかを把握しておくこと」である。
そして、「『しあわせのものさし』を持つ⇒そのしあわせを積極的につくり出す努力をしている⇒自己一致の状態(自分を好きな状態)になる⇒人に好かれる」という図式が成り立つ。
人に好かれるというのはどういうことか。それは、自己一致状態にあるときは「もっとこうしたい!」というある意味攻めの姿勢が全くないので、一緒にいる人は大変楽であり、また「快」の状態であるため、一緒にいる人も快い気持ちになってくるという意味合い。
・運のいい人は、「おもしろそうかどうか」で決める
→正しいと思うことを義務感で淡々とやるよりも、面白そうと思えることを嬉々とした気持ちでやったほうが人はしあわせ。そしてそちらの方が単純にやる気が出るから。人の体の中には、その人の心の調子によって変わってくる免疫系の物質(例:ナチュラルキラー細胞やインターロイキン6など)があるが、主観的に幸福を感じる人はその物質のバランスがよくなる。
・運のいい人は、「自分は運がいい」と思い込む
→例えば仕事で契約がとれなかったとする。自分は運がいいと思っている人は「自分は運がいいのに契約が取れなかった。ということは、準備の段階で自分にミスがあったのかもしれない。あるいは自分に勉強不足の箇所があるのかもしれない」と考え、一方で運が悪いと思っている人は「自分はこんなに努力しているのに、運が悪かったから契約が取れなかったのだ」と考える。つまり、運がいいと思っている人には努力の余地が生まれるが、運が悪いと思っている人にはその余地が生まれないのである。
~女性の方が浮気を見抜きやすいは本当~
⇒パートナーの浮気を見抜くのは「男性よりも女性の方が得意」というイメージがありませんか?実際に調査してみると、「自分は直観力が優れているか?」という質問に対して、女性の方が「優れていると思う」と答えた。しかし、いざ嘘を見抜かせる実験をすると、男性の方が嘘を見抜いた。つまり、主観的な直観の尺度と客観的な直観力の尺度には開きがある。だからこそ「思い込む」のが重要。
・運のいい人は、プラスの自己イメージを持つ
→「自分ならできる、自分にできないはずがない」ということを思い描くこと。その方がプロジェクトの成功の確率がグッと上がる。
~有名校のテストの実験~
⇒とある有名校のテスト開始前の事前アンケートで「所属大学」を答えてもらうと、その方がテストに良い結果を与えた。つまり自分にできないはずがない思ったことで、うまくいったのである。
・運のいい人は、あえてリスクのある道を選ぶ
→何かを選択する際に、あえてリスクのある方を選んでみる。安心・安全な道より、ちょっと冒険の道を選んでみる。その方が夢中になれるし、脳が喜んで、結果もよいものになる確率が上がる。
(例)同じくらい気になる異性がいる。Aさんは食事に誘うと100%OKの返事をくれて、毎回楽しい時間を過ごせる。Bさんは食事に誘っても、2回に1回は断られてしまう、ただしOKの返事をくれたときにはとても楽しく食事の時間を過ごせる。この場合にたいていの人は「Bさん」を選ぶ。つまり、人はちょっとリスクのあるギャンブル性の高い方を潜在的に好むのである。
・運のいい人は、利他行動をとる
→利他行動をとることで、脳の報酬系が刺激される。脳には前頭前野内側部という自分の行動を評価する部位があり、この部位が「よくやった!」「素晴らしい!」などと自分の行動を評価すると、たとえ他人から褒められなくても、大きな快感を得られる。
4.これからの僕のアクション
・自分の「しあわせのものさし」を明文化すること
→なんとなーくこういう状態幸せだな~というものを自分なりの言葉に落とし込むこと。
・利他行動を続けること、そしてもっと増やすこと
→この本を紹介することも含め、もっと利他的なアクションを増やすこと。9月末までにはこの活動以外にも何かできるようになっていたい。(いま色々と手出しをしているので、それが落ち着いたら。)
・自分はラッキーと思い込むこと!!!
→左脳派気味の僕ですが、根拠のない自信を持つトレーニングだと思い、取り組んでみます!!!
5.さいごに
冒頭でご紹介した通り、『Library』ということで、こちらでご紹介した本は無料でレンタルいたします(無料配達も承っております)。
お貸しする本の文中には、大量のマーカーとメモが記されています。
そんな世界に1つしかない本を通じて、希少性の高い気づきを与えられることでしょう。
レンタルをご希望の方は、Facebookなどで個別にメッセージもしくはコメント欄にご記入ください。
※Facebook:「Naoto Katsukura」で検索でトップヒットします。
また、大変好評をいただいており、15冊のレンタルをさせていただいております。人気の本は予約待ちとなってしまうので、お早めにお願いします!
この活動はまだまだちっぽけな僕なりの社会貢献活動の1つです。