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麻布台ヒルズレポ:おしゃれの暴力!日本一高い展望台はマスト
【約3,200文字、写真約25枚】
2023年11月にオープンした「麻布台ヒルズ」に行きました。展望台やアートの観点から、その感想(+森ビルについて)を書きます。
結論から言うと、一度は訪れるべき複合施設だと思いました。1)ビルとして日本一高い展望台は景色も良い上に無料!、2)建物や内装デザインが暴力的におしゃれ過ぎる、3)パブリックアートや常設の展覧会(値段は高い)が複数あるためです。観光客にも都民にもおすすめです。
※展望台の一般公開は4月17日までに変更😨(3月27日リリース)
場所:麻布台ヒルズ
おすすめ度:★★★★☆
べビーカー:ー
休館日:なし
住所:東京都港区麻布台1丁目3−1
アクセス:神谷町駅から徒歩約5分ほか
入場料(一般):ー
事前予約:不要
所要時間:1時間〜1日中
URL:https://www.azabudai-hills.com/index.html
▶︎アクセス
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麻布台ヒルズは、神谷町駅に直結。また、六本木一丁目駅からも徒歩約4分で行くことができます。南北線、日比谷線、大江戸線、三田線などから行くことができるため、ご自身の住所から便利な路線から行けば良いでしょう。
住所:東京都港区麻布台1丁目3−1
▶︎訪問のきっかけ
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当日、麻布台ヒルズは第1の目的ではなく、智美術館に行った帰りに寄りました。智美術館の近くにあったことに加え、1)パブリックアートがたくさんある、2)メディアや自分の周りから人が多すぎて近寄れないと聞いていたため、どういった施設なのか一度行ってみたいと思っていました。
▶︎麻布台ヒルズとは
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麻布台ヒルズは、森ビル株式会社により2023年11月24日開業した複合施設です。総事業費は約5,792億円。この広大な土地を買収するには、1989年から動き始めていたらしいです。デベロッパーって大変なお仕事です。
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「麻布台ヒルズ」は、麻布台ヒルズ森JPタワー、麻布台ヒルズレジデンスA・B、麻布台ヒルズガーデンプラザA・B・C・Dに分かれています。中には、住宅、オフィス、医療施設、商業施設、学校などが含まれています。これらには、約1400戸の住戸があります。
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麻布台ヒルズガーデンプラザレジデンスの賃貸価格は、ひと月50万円〜70万円だそう。マンション価格は公開されておらず、一軒が20億〜300億円と言われています(参考)。どのような職業の人が住んでいるんでしょうかね…。
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基壇部の建築と公共空間をデザインしたのは「ヘザウィック・スタジオ」。くにゃくにゃした生き物のようなデザインが特徴的です。特に、麻布台ヒルズアリーナの屋根が、MARVEL映画に出てきそうで近未来的なデザインで面白いな、と思いました。ある限りのお金をかけて、極限までおしゃれでスタイリッシュな空間をめざした様子に感じました。まるでおしゃれの暴力!
▼「へザウィック・スタジオ展:共感する建築」
▶︎麻布台ヒルズ展望台 スカイロビー
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麻布台ヒルズの森JPタワーには展望台があります。高さはなんと325m!今まで日本一の高さだった「あべのハルカス」(高さ300m)を抜いて、日本一高い超高層ビルとなりました。そこになんと無料で入ることができます!
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スカイロビーは、人が多過ぎて景色が見れないということもありませんでした。展望フロアはぐるりと360度見渡すことはできず、見られる範囲は180度くらいです。
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しかし、東京タワーを目の前に見ることができます!東京タワーは333mのため、麻布台ヒルズ展望台とほぼ高さは同じ)。東京観光にはマストな場所だと思います。しかも無料!(2回目)。
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残念なことに、展望台の一般公開は4月17日までとなりました(3月27日リリース)。利用できる人は、オフィステナント入居者、Hills House Azabudai利用者のみとなるそうです😨
▶︎麻布台ヒルズで見れるパブリックアート
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麻布台ヒルズには、パブリックアートが全部で4点設置してあります。当初は、これらを見に行く目的でした。しかし、それよりも展望台やショッピングエリアなど、麻布台ヒルズ全体のすごさに圧倒される結果となりました。
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▶︎麻布台ヒルズで見れる展覧会
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麻布台ヒルズでは、常設のギャラリーも主に5つあります。外国人観光客にとっては、十分楽しめる場所だと思います(特に❶❷は値段が高いため、私は招待されない限り行くことはないでしょう)。
❶森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス(3,800円)
❷麻布台ヒルズ ギャラリー(1,800円)
❸集英社マンガアートヘリテージ(無料)
❹Gallery & Restaurant 舞台裏(無料)
❺PACEギャラリー(2024年7月オープン)
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▶︎まとめ
いかがだったでしょうか?アートに興味がある・なしにかかわらず、一日中楽しめる場所でした。特に、日本一高いビルの展望台に無料で行ける点は嬉しいです(4月17日まで)。建物のデザインも特徴的で面白く、パブリックアートや常設展覧会も含め、おしゃれ過ぎて圧倒されます。東京観光にマストなことに加え、都民も一度は訪れる価値がある場所です。
▶︎おまけ(森ビルについて)
いい機会なので、森ビルについて少し調べました。森ビルは、港区に特化した不動産デベロッパーです。強みは、 大規模開発を東京の中心地に絞り、オフィスビル開発に特化した戦略です。商業、住宅も一部あるものの、全てはオフィスビル事業を補完するための事業となっています。
以下は、大手デベロッパーのランキングです。規模は森ビルが一番小さいです。しかし、港区に特化しているにもかかわらず「主要6社」に食い込んでいることはすごいです。
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2023年3月期の営業利益率は22.0%と利益水準も高いです。森ビルのプロジェクトは基本的に都内しかないため、(多分)転勤がないことはポジティブな点なのでしょう。給与もそこそこ高いため、不動産業界を目指す人にとっては、ターゲットの中に入りそうです。
なお、森ビルは非上場企業です。にもかかわらず、HPには「IR情報」があり、半期ごとに「投資家説明資料」を開示しています。また、有価証券報告書も関東財務局に提出しています。
森ビルが非上場にこだわる理由は、再開発が数多くの地権者をまとめる必要があり、巨大プロジェクトの場合、完成まで20年以上の時間がかかるからだそうです。森ビルは地上げ屋を使わないで社員が自ら行うこだわりがあるようで、その点も非上場につながっているのかもしれません。
私が分からない点は、非上場にもかかわらず「投資家説明資料」や「有報」を開示している点です。今後の上場を見据えているのでしょうか?「投資家説明資料」の中身は大変丁寧ですし、規則が細かく定められている「有報」を作成している目的が理解できません。お取引先様や採用などを考慮すると、非上場でも財務面の透明性が重要なのでしょうか。森ビルの経理部はどのようなモチベーションで資料を作成しているのか気になります…。
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