下僕うーばー。
今年初の3連休の初日は 休日出勤だった。
18時。やり切った感で自転車を走らせながら家路へ。
明日から2日間連休だと思うと
なんだか嬉しくてニヤニヤしていた。
年末からの9連休は 動くための休みだった。
何もない休みは 幸せだ。
翌朝。
「おはよう。今日はスペサルな朝ごはんだよ。」
オットさんがキッチンでご飯を作っている。
私のではない。
猫ズのごはん。
お休みの日は ひと手間かけた ササミごはん。
「コーヒーはこの後に淹れるからね。」
私にまで優しい。感謝。
ニャチは冷蔵庫の高い位置からオットさんを監視。
「にこは?」
「この家で1番暖かい場所にいるよ。」
彼女はエアコンが程よくあたる タンスの上にいた。
ご機嫌よろしく毛繕いの最中だった。
見ているだけでカワイイ。幸せだ。
「にこちゃん、お待たせ〜」
下僕うーばー 到着 笑
にこは寒い場所や冷たいごはんは食べない。
冬季期間に限り、食事はタンスの上だ。
終わったら器を残して 華麗に去っていく。
…いつからお嬢になったw
「綺麗にたべたねー。」
下僕うーばーは 忘れずに器を取りに来る。
えらい。
「コーヒー淹れたよ!」
「はーい!ありがとう!」
ありがとう。ありがとう。
と、ホントに心から思っている。
と、同時に今の私の体制を崩したくない…
(描写割愛)
オットさんが〈うーばー〉になるのは
猫ズ限定だ。
あぁ、15分ぐらい猫になりたい。