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〜窓が十三?日本一窓の多い茶室で、小堀遠州・古田織部の息遣いを感じるお茶を〜

お友達が習っている…
古田織部流正伝会の『初釜』に
お招きいただきました。

瀟洒な邸宅が立ち並ぶ小高い山へ分け入り、
向かったのは、
かつて本阿弥光悦が開いた芸術村があった…
京都は洛北、鷹峯の東方の地に構えられた
太閤山荘です。

武家流とあって、
待合には甲冑を使った火鉢。
風炉先には矢羽。
そして目も眩むような黄金の広間。

良く知っているお茶会とは違う風情に
新鮮な驚きを感じます♫

なんと言っても素晴らしかったのが、
13の窓で形造られたお茶室、
『擁翠亭』です。

作は…
三代将軍、徳川家光の茶の湯の指南役であった
小堀遠州。

1620~48年の間に建てられましたが、
明治に入って解体されてしまいます。
その後、
保存されていた部材を当時の克明な図面に従って、
2015年に再建されたそうです。

三畳台目の小さな空間に
13もの窓が設けられ…

それぞれに異なる造作の窓から
時とともに変わり行く陽の光が差し込み、
刻一刻と異なる表情を見せるのです。

明るさの変容、
そして影の濃さの移り変わりで…
茶室が、
こんなに多くのことを語りかけて来るなんて。

400年ほど前に作られたお茶室で、
小堀遠州の息づかいを感じることが出来ました。

400年前の茶湯を実践している、
古田織部流正伝会の皆さん。

作法に使うのも…
古田織部が定めた寸法の道具、道具組に
こだわっていらっしゃるそうです。

『お茶を愉しみ、客人をもてなす。』
同じ茶道でも、
目的に到達するための道は一つではない、
改めて色々なことを教えて頂きました。

お招き下さった宮下帯刀玄覇さま、
堀川誉子さん、
本当に有難うございます(o^^o)


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