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リカバリーカバヒコを聴いてみた事とAudibleによる心の変化。
またもやAudibleネタでございます。
成瀬シリーズ2冊、スピノザの診療室、そしてリカバリーカバヒコ、
本屋大賞シリーズなのである。
実は「水車小屋のネネ」と「黄色い家」もDL済みだが、まだ読めていない。
さて、物語はアドヴァンス・ヒルという分譲マンションとその周辺、そしてその周辺の日の出公園にあるカバのアニマルライドのカバヒコによって短編5話で構成されていく連作短編集だ。
ネタバレになるので、細かいところは割愛するけど、自分の治したい身体の部分をカバヒコの同じ部分を触ると治っていくという都市伝説だ。
それぞれの身体や心の悩みがカバヒコを触ることによって癒やされ修復され再生していく。
本屋大賞の3冊、それぞれ良いところはあるのだが、本書はファンタジーであり、癒やしの処方箋だと思う。
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この作者の方、初めてでしたが、文章の一つ一つが丁寧で優しい。
第1話を読み(聴き)はじめた時は「え??児童書??」って思うようなスタートだったが、最終5話では、しっかりと5話全てを絡めて、大人の事情なんかも入れてくる。
さて、話は戻ってAudibleだ。
実は7月1日でAudibleの無料のお試し期間の3ヶ月が終了する。
このまま継続するかと言われれば、もちろんYESだ。
今まで舐めていたけど、聴く読書は私の生活スタイルに実にマッチしているからだ。
ココに書くのは初めてだけど、私は小さな会社の経営者であり、通勤は電動チャリで2分、移動はほぼ車か公共交通機関、特に車での移動時間はけっこうある。
今まではラジオや音楽や落語を聴きながら運転していたんだけど、Audibleを聴くようになって、車での移動時間が本当に豊かな時間となった。
趣味の料理やランニングでも、ジムでの筋トレの時間も、デスクワークの時も常にAudibleを聴いている。
すっかり根付いてしまったのだ。
元々本を読むのは好きだったんだけど、5月からの断捨離で、全ての本を手放したと言うのも大きい。
こう考えると、私の断捨離(なるべく物を持たない終活)では、まさにタイムリーで必然とも呼べるAudibleとの出会いだったのだ。
実はAudibleを聴くようになってから、関連したいくつかの生活の変化があった。
あったというより、進行中だ。
部屋ではAudibleはEcho(第2世代)(だいぶ前に買って眠っていたやつ)で聴いているのだが、「アレクサ、Audible聴かせて」とか部屋でオッサンが言っているわけで、なんとも笑えないのだけど、慣れてくればこっちの物。
これが元で家の中のスマート化がはじまった。
ちょうど断捨離とプラスしてプチセルフリフォームしていたので、エアコンや照明もスマート化し、お盆までに家の鍵もスマートロック化、新しくしたカーテンの開閉もスマート化するつもりだ。
家から物が減って、リモコンまでもいらなくなった。
本を手放したことがきっかけで、まさかこういう展開は予想していなかった。
たぶん、いろいろな事をシフトチェンジする時期だったんだと思う。