青い絵本~Audible44冊目
青い絵本 桜木紫乃 ☆☆☆
桜木さんの作品は過去にホテルローヤルを読んだだけなので、久々だ。
絵本に関わる人の5作の短編集
読んですぐに、そうだ、この人、北海道の人だったとホテルローヤルを思い出した。
そのくらい北海道の風景が浮かぶ作品だ。
中でも最後の表題にもなっている「青い絵本」は支笏湖を舞台に親子のような絆を描いた作品で、本当に「青」を感じる作品で素敵だった。
ただ、何度も書いているが、この読書感想文はあくまで「Audible」での感想を書こうと思っているので書いておくが、何度も直面している問題点、語り手問題にまた直面してしまった作品になった。
機会があればきちんと「読んで」みたい。
たぶん作品自体は☆4つ以上の良くできた作品なのだが、どうにもこうにも語り手が合わなくて耳に入ってこない。
合う合わない、人それぞれだけど、感情移入できない語り手さんは必ず、何冊かに一人は出てきてしまう。
例えばだけど、本人が歌った大ヒット曲が誰かにカバーされて、そっちが好きになってしまうこともある。
そんな感じなんだよな。
改めてAudibleは単なる「読書」ではない。
Audibleという新しいジャンルであり、エンターテインメントなんだと思った方がいい。
良い作家が書いた本が映画化されて、ガッカリって事があるのとも似ている。