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さよならご飯を今夜も君と~Audible57冊目+おまけ付き
さよならご飯を今夜も君と 汐見夏衛 ☆☆☆☆
たぶんAudibleで聴いている小説の半分以上が料理小説に分類される小説だと思う。
そのくらい料理は人に影響を与えるし、食べ物によって救われる人が多いという事だろう。
「お夜食処あさひ」は何かに疲れたり、悩んだり、苦しんだりしている人が惹きつけられるように入ってきてしまう、不思議な食堂。
そこで料理を振る舞う店主のあさひさんの作る料理にはどれも深い意味がありそこに来る人を癒やしてしまう。
ただし、それは決して手の込んだものばかりではなく、シンプルな味噌汁だったりパスタだったり、時にはコンビニのお菓子やジュースだったりする。
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この本の「さよなら」は決してマイナスな「さよなら」ではなく、この店に来た客が何かから「さよなら」するプラス要素のさよならであり、小説には希望が沢山詰まっている。
装丁を見たとき「んんんん???ラノベか」と躊躇したけど、映画にもなった「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら」を書いた作家のちゃんとした小説だ。
小説とは全く無関係だが、この正月に子供たち(もうみんな30過ぎの大人だが)に好評だった料理がこれ。
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柿のクリームチーズ和え
柿を細かく切ってクリームチーズで和えて味付けは塩昆布茶のみ、最後に塩昆布と粗挽きブラックペッパーを振って終わりという、超簡単料理だ。
ただ、侮ることなきよう
スパークリングワインとかの泡系や白ワインにはこのつまみは絶品だ。
そう、料理は拘ったから美味い訳ではない。
どう組み合わせるかも大事なんだな。