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セラピスト開業マガジン

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教室開業・言語聴覚士開業に興味がある・開業したい|小児発達障害吃音臨床の仕事をしたい|個人事業主やフリーランスに関心がある|などの人に向けた記事が詰まっているマガジンです。
全部で32篇の記事を執筆しました。 一度購入すれば、マガジン内に以後追加されていく記事もすべて読む…
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#開業

はぐれ言語聴覚士の挑戦(セラピスト開業マガジン創刊に寄せて)

こんにちは。言語聴覚士の寺田奈々です。 ことばときこえの専門家、言語聴覚士として、2020年の春から台東区蔵前でことばの相談室ことりを主宰しています。 そんな開業初年度、ほやほやフリーランスのわたしですが、狭い業界のなかではそれなりに目立ってしまうもので。「開業に興味があります」という同業者さんから、ぽつぽつとお問い合わせをいただくようになりました。 とはいえ、個人でお客さんを受けるようになってまだ1年足らず。 偉そうに語れるだけの経験を持ち合わせているわけではありません

複数の資格を持っていると独立開業に有利か

こんにちは、言語聴覚士の寺田奈々と申します。 都内で言語相談室を開業したり商品開発事業をしたり執筆活動をしたりしています。 今回は、複数の資格を持っていると独立開業してうまくいきやすいか、というテーマで私の考えを書いてみます。あくまで一個人の意見として参考にしてください。 資格を複数〜たくさん持っていたほうが、フリーランスや独立・開業に有利かどうか?たまに聞かれます。 ちなみに私は、言語聴覚士の資格しか持っていません。ST資格以外だと、学士号(謎にカッコいい「哲学科・美学

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【インスタ2万人】肝はデザインセンスではなく、テキストにあるのではという話

みなさん、こんにちは。 言語聴覚士のなな先生こと、寺田奈々です。 ・・・・・・(笑) いやはや、各SNSの運用、この2年間真剣に取り組んでまいりました。 いずれかから知っていただき、これを読んでくださっている方もいらっしゃるのではと思います。 « 各SNSフォロワーさま » ♦︎ Instagram ・・・ 28,300人 ♦︎ note         ・・・2,000人 ♦︎ Twitter       ・・・3,500人  ♦︎  Voicy      ・・・  

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なんの経験が開業に必要なのか?

〇〇〇〇で働いた経験で独立するのは難しいでしょうか? 〇年目で独立できますか? という質問をされる。 わたしの回答は、なんとも味気なく、「独立(個人起業)は法律で定められている範囲であれば経験の有無は自由である」というものだ。 別に何年目だろうが、どんな経験を積んでいたり積んでいなかったりしていようが、基本的には好きにしたらよい。開業には誰かの許可は不要だ。わたしもそうさせてもらっている。 ただし、好きにした責任は100%自分が背負う必要がある。会社員なら会社と折半になる

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けっきょく幾らくらい稼げばいいのか

税金関連どうしているのか、と聞かれるので雑観を書いてみた。 逃げ口上のようだが、お金周りのことはこういう記事を鵜呑みにせずプロが書いた本なり情報なりを自分で取りにいくべきなので、あまり力を入れて執筆する気が無い。スイマセン。 しかし独立開業はリスクを適切に判断して各自粛々と始めてくれ、としか言いようが無いのである。 フリーランスはべつにかっこよくない社会のなかで、雇われでもない、経営者でもない、なんでもない、フリーランスの立場は非常に弱い。特に家族の扶養などに入っていない個

差別化は必要なのか?

よく、売れるには「差別化が必要」という話を聞く。 しかし、差別化とかいって、お寒い感じ・ちょっとズレた感じになって逆に来客を遠ざけているのでは?と感じるようなケースもあったり、結局、その打ち出していた"差別化"ではうまくいかないようで、しばらく経つと取り除かれて「普通」に落ち着いたりしている。個人的には普通のほうがうまくいくと思っている。あと疲れにくいので持続性がある。 これまで半信半疑だった「差別化戦略」。 なぜ疑わしいのか、うまく言語化できずにいたのだが、経営学関係本

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【メールフォーム公開】予約システムまわりあれこれ

こんにちは。今年も残りわずかですね。 さて、今回はことばの相談室には欠かせない、予約システムまわりのお話です。 言語聴覚士が運営することばの相談室or支援室or教室は、たいてい完全予約制です。 ・1回の相談がわりと長め ・ほぼマンツーマン(親子+セラピストの形式) ・プライバシーに配慮 ・新/旧 お客さんの入れ替わりがある ・必要度が人にってまちまち こうした背景から、床屋さんや接骨院のように、予約なしでふらっと来てくれた人を順番にさばくというのが難しい業態だからです。

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相談料値決めの正解はどこか

こんにちは。 ことばの相談室ことり、言語聴覚士のななさんです。 この開業シリーズマガジンは、言語聴覚士や発達相談での開業を考えている方向けの記事が詰まったマガジンです。単体でも購入することができますが、まとめて購入すると、含まれている有料記事すべてをお読みいただくことができます。 さて、今回のテーマは 料金(値決め)です。 医療や福祉の制度の枠組みの外で相談室を開室する場合、なんらかの料金を設定する必要がありますね。 しかも、周囲の話を聞く限り、ここを負担に感じる人がと

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相談室ことりの物件探し

ことばの相談室ことりは、東京都蔵前に教室兼事務所のお部屋を借りています。 ことばの相談室の開業には、場所・利用システム・料金を決める必要があります。この3つは気軽な変更が難しいのでとても大切です。 今日のテーマは場所についてです。 教室兼事務所を借りることについて部屋を借りることは、開業を決めた段階で必要であると考えました。プライバシーや騒音に配慮し、継続した環境設定で訓練やセラピーを提供できる場が、言語聴覚療法には必要だからです。 インターネットで集客をはじめた頃(問

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ことばの相談室ことりへの相談内訳から、自費サービスならではのニーズについて考えてみました

Q. ことばの相談室ことりには、どのような相談が多いですか。 また、公的サービスと自費サービスでニーズに違いはありますか。 あるならば、どのような違いでしょうか。 ーーー ことばの相談室ことりに相談に来てくださった相談者さまの内訳を分析し、以下のことを検討します。 ・どんな相談が多いのか ・主訴(言語病理学的疾患)がどのような割合だと運営上回しやすいのか ・自費と公費でニーズや利用のされ方に違いがあるのか ・開業したい人はなんの臨床を経験し、なんの勉強をするとよいか

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サービス提供型職種の人は、どこに無料ゾーンを設定しようか

わたしの職業(言語聴覚士・げんごちょうかくし)は医療職のひとつで、広くサービス業に属する。 具体的な商品を生産したり販売するのではなく、サービス(相談・支援・セラピー・リハビリ)を提供し、生計を立てる。 さらには、特定の手技がいくら、とかサービスごとに価格が変わる形態を取ることは稀で、基本的には提供する時間単位で売上が決まる。 わたしは保険診療ではなくて、自費でスピーチ・セラピーを提供しているが、基本的に仕事内容は変わらない。 自分的にはこの仕事をとても楽しんでやってい

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