10月スタート新ドラマ「私の町の千葉くんは。」の期待度
10月スタートの新ドラマの第1話を観て、個人的な期待度について語ってみようと思う。
今回紹介するのはテレ東24時半スタート「私の町の千葉くんは。」
ドラマの概要は以下。
今作は初恋をテーマにした少女漫画の実写ドラマ化だ。
主演は井桁弘恵。彼女を囲むのは、山下幸輝と犬飼貴丈。
山下と犬飼は兄弟という設定。犬飼は井桁と学生時代の同級生で、
山下は井桁が勤める学校の生徒である。
ストーリーは主人公(井桁)の高校時代の初恋相手(犬飼)の弟(山下)が、
勤め先である高校に転校してくるところから始まる。(ついでにその初恋相手ともひょんなことから再会する)
本作は、途中で脱落する可能性大だが一先ず観続けてみるドラマだ。
途中で脱落する可能性がある理由と、一先ず観続ける理由をそれぞれ解説してみようと思う。
脱落する理由
あまりにもベタすぎる!!
いや、それが本作の魅力なのだろう。分かっている。
原作漫画は読んでいないが、原作の時点で”ベタを楽しむ”作品であって、
本作はそれを素直に映像に落とし込んだだけなのであろう。
そのことは理解できるが、開始5分からあまりにも眩しすぎる!
アラサーの私には、観続ける勇気がないのだ。
もう一つ。主人公の女性・小野寺マチが純粋すぎるし、はしゃぎすぎている。
学校教師は歳の離れた未成年の学生相手にそんなはしゃぐのか?と疑問を抱く。
実は裏では、イケメン生徒にはしゃいでいるのか?本当はそうなのかも知れないが、少々度が過ぎているというか。共感度があまりにも低すぎる。
一方で、共感できるところもある。
小野寺は絶賛恋活中で、マッチングアプリを利用している。
そこで出会う男性は悪くない。見てくれもよく、自立もしているようだ。
所々気になる点はあるが、それでも目を瞑れる程度ではある。
しかし、だからと言ってこれが恋なのかと問われれば、答えに詰まる。
《そもそも恋ってなんだっけ?どのように恋に落ちるんだっけ?》
そんな状態なのである。
大人になればなるほど純粋さは失われていく。
それ故、恋とは、恋心とは?トキメキとは?と迷走し始める。
日々肥大していくモヤモヤとした感情への共感度が高いからこそ、一転して学生にキャーキャー言っている姿を、思わず冷めた目で見てしまうのだろう。
また、昨今”歳の差恋愛”には様々な議論が交わされる。
恋愛は基本的には当事者間の問題であるので、年齢が離れていようが部外者がとやかく言うことではあるまい。ところが、片方が未成年となるとどうだろう。
話しは変わってくるのではないか。
2018年放送のドラマ「中学聖日記」は、放送当時大きな話題を呼んだ。
有村架純演じる教師と、水上恒司演じる生徒の恋愛を、果たして美しいものとして良いのかSNS上で活発に議論がなされた。
同僚の教師を選ばない有村架純にもどかしさや怒りを覚える者、水上恒司の両親の反対意見に賛同する者、それでも二人の恋を応援したいと思う者と、多くの意見が生まれた。
本作はそこまで歳の差恋愛に重点は置かれないであろう。そもそも小野寺は初恋相手と再会するのだから、恋心の対象はそちらにシフトしていくのだろうが、それでも第1話の段階では、教師と生徒の恋愛の違和感が頭を掠めるのであった。
観続ける理由
福眼!!
正直、これに尽きる。
前半の大部分は千葉・弟と小野寺の二人のシーンが続くわけだが、
弟が超犬系あざと男子なのだ!
それなのにちょっと色気がある演出。ずるい!
こんなの目が離せなくなるに決まっているではないか。
そして、所々に回想シーンとして登場し、エンディング直前についに主人公の前に現在の姿として登場する千葉・兄も、またとってもかっこいい!
兄は弟と違い、クールなキャラクターのようだ。
思わず、鑑賞した人にどっち派?と聞きたくなるほどの対極具合だ。
そんな福眼二人組が、超絶可愛い小野寺を挟むのだから、作中ずっと眼と脳が喜んでいる。
観続ける勇気が尽きるか、このドラマが最終回を迎えるか、どちらが先かは、現時点では判断しきれない。
それでも、仕事終わりの疲れきった心を癒す役目は担ってくれそうだ。
1997年生まれ、丑年。
幼少期から、様々な本や映像作品に浸りながら生活する。
愛読歴は小学生の時に図書館で出会った『シートン動物記』から始まる。
映画・ドラマ愛は、いつ始まったかも定かでないほど、Babyの時から親しむ。
昔から、バラエティ番組からCMに至るまで、
"画面の中で動くもの"全般に異様な興味があった。
MBTIはENFP-T。不思議なまでに、何度やっても結果は同じである。
コミュニケーションが好きで、明朗快活な性格であるが、
文章を書こうとすると何故か、Tの部分が如何なく滲み出た、暗い調子になる。(明るい文章もお任せあれ!)