図書館と青春とわたし📚.*
おはようございます。
noteも少しずつ復活していきたいと
思っています。
まさに徒然なるままに
ひとりごとです。
お付き合い願えれば幸いです。
実は昨日、
1日お休みだったため
お部屋の整頓を一気に行いました。
開かずの間(参照♡)が開かれてから
平穏に過ごしていた我が家ですが
油断をすると増える増える本の山。
幸せなことです。
一生本を読んで過ごしていきたい♡♡
最近は、
開かずの間からでてきた
書籍たちに囲まれて楽しく過ごしています。
かつて読みたくても心に余裕がなく
なかなか読めなかった作品たちを
2021年より再び読み始めました。
読書記録もつけ始めたため
読む気力もさらにアップして、
楽しく読書を再開しました。
(よかったら見てみてください♡)
加えてSNSをしていると、
いつの作品であっても探してみると
同タイミングで読まれている方が意外といて
感想を拝見して感動したり共感したり。
わたしは読書が好きな学生でした。
子どものころ、
学べるものは与えよう!!
的な家庭だったため、
お出かけのときや贈り物は絵本が多く、
自然と読書にのめり込むようになりました。
(その分テレビゲームデビューは遅いです)
『わかったさん』や『王さま』など
シリーズ作品からはじまり、
青い鳥の文庫、
(のちに文庫化される✨)
少しずつ年齢とともに
読書量を増やしていきます。
どちらかというと
活発なイメージだったため、
わたしが読書をしていると
驚く人はいましたが(今もいますね(笑))、
空いた時間はよく読んでいました。
中学校の図書室は埃っぽくて
あまり人の寄り付かないところでした。
隠れ家というよりも、
お化け屋敷と言うか。。
(すみません)
学生に読みやすい本というよりも、
いつぞやの学生に読まれていたような
文学的作品や資料的な文献が
多かったんじゃないかな。
中学生ながらに行きにくい場所でした。
部活帰りに眠気と戦いながら
自宅で読んでいたのを覚えています。
わたしの読書人生の転機は
高校時代かと思われます。
高校は図書室ではなく、図書館でした。
4つ号棟がある建物のひとつで、
真新しい白い壁が印象的な
独立したひとつの空間でした。
『ここは建物が違うので図書館といいます』
最初の校舎案内で先生に言われ、
普通の図書室とどうちがうのか?
と思いましたが、
そこに足を踏み入れて
その違いを目の当たりにしました。
真っ白な空間はとても独特で静かで、
まるで異空間のようでした。
加えて放課後になると
美しいピアノの音色が聞こえてくるのです。
なにか新しいことが起こる
そんな予感がしたのはそのときです。
わたしの高校時代の青春は
そこに詰まっている✨
と言っても過言ではないくらい、
そこは大切な空間になっていきます。
図書委員に立候補をしたとき、
本当にいいのかと何度も聞かれましたが、
なにをそんなに心配してくれるのか
と思ったほど(笑)
それもそのはず、
母校は超がつくほどのスポーツ強豪校で
わたしはスポーツ推薦で入学していたので、
負担にならないかと
心配してくれたのだと思います。
(今更ながら、ありがとう😄)
部活を中心とした生活の中で
唯一の心穏やかに過ごせる空間でした。
お仕事はお昼休みと放課後の
貸出担当のお仕事で、
カウンターまで持ってきてもらった書籍の
バーコードをピッとし、
返却日を伝えます。
貸出期間は一週間。
一度に5冊まで借りられます。
図書委員は仕事さえ怠らなければ
自由に読書をすることが叶います。
しかも奥の方には
専属の司書さんたちがいて、
それがまたマニアックな方々で
(本当に良い意味で(笑))
様々な作品や時代背景の
あれやこれやを教えていただきました。
わたしが読書量よりも
マニアックな知識が多いのも
彼ら師匠たちのおかげです。
といっても、
運動部は本当に優遇された学校だったので
係りもお昼休みを優先して
担当させてもらえました。
いえ、
みんなお昼休みを
避けたがっていたようだったので
喜んで受けた覚えがあります。
静かな空間で
昼休みはなかなか人が来ないので
ゆっくり読書を堪能しました。
結果ばかり求められた
慌ただしい高校生活の中での
唯一のわたしの穏やかなひとときでした。
読書をしたり、師匠たちと話したり、
返却物の書籍を本棚に戻したり。
書籍の間にラブレターが
ひっそり忍ばされていないかなぁ?
と胸をときめかせたこと星の数ほど。
(それこそ小説の読みすぎです)
ラブレターはでてきませんでしたが、
様々なしおりはでてきましたよ(笑)
葉っぱだったり、
レシートだったり、
映画のチケットだったり。。
挟んで読んだんだろうね😄
と師匠たちは笑っていました。
広いだけあって
書籍のバリエーション豊かなのも
この図書館の売りで、
海外書籍からライトノベル(といっても古いもの)までいろんな書籍であふれていました。
わたしがライトノベルと出会ったのも
このときです。
読んでみたかったけど
なかなか購入する勇気がなく
(いかがわしいわけでもないのに(笑))
手にできていなかったため、
今だ!と思いましたね。
今のわたしの一部となった作品
『コバルト文庫』との出会いが
このときです。
野梨原花南先生の『ちょーシリーズ』、
氷室冴子先生の
『なんて素敵にジャパネスク』など、
結局自分の家にも購入してしまうのですが、
読みふけりましたね。
当時人気絶頂だった
今野緒雪先生の
『マリア様がみてる』とかも。
一気に読みましたね。
こんな世界があるのかと。
一気に入り込みました。
素晴らしい世界観だと思いました。
それから異世界や平安時代など、
少しずつ作品の世界観から
学ぶジャンルも増えていき、
読書と同時に調べることも増えていき、
大忙しです。
もちろんその間にも
全国大会を目指して
全力疾走もしていましたから、
(全然結果は伴いませんでしたが)
メダル貰ったら◯冊本を買って!
と母と約束し、
少しずつコバルト文庫は我が家に
増えていきました。
(ものにつられたわたしは強い)
ちょっと古い作品はすべて図書館で読み
(寄与してくれた方に感謝です)
新しい作品は自分で増やして読みました。
(いえ、お母さま、ありがとう♡)
そこでまたどはまりしたのが
谷瑞恵先生の『伯爵と妖精』シリーズ。
(まだ読書を再開してからは再読しておらず)
谷先生の作品は
今でも別ジャンルで楽しく読んでいます。
もちろんコバルト文庫は
わたしの一部ですが、
コバルト文庫だけでなく、
ビーンズ文庫の世界にも
足を踏み入れ始めます。
清家未森先生の『身代わり伯爵シリーズ』、
雪乃紗衣先生の
『彩雲国物語シリーズ』など、
はまりましたねぇ〜!!
読んでいた作品が映像化されるたびに
大興奮するのは
もう少し大きくなってからですが。。
毎日毎日読み進めました。
毎日毎日読んで、
いつしかなにを思ったか、
自分でも書いてみよう!!
などと何を血迷ったのか
せっせと物語を書き始めたのもこのとき。
1月10日の締切日を今でも忘れません(笑)
ノートに原稿用紙ばりの線を引っ張って
350枚書くのですよ。
むちゃくちゃだったと思いますよ。
書くことのノウハウも知らないくせに
ただただ書きたいことだけを
書きまくるのですから。
無知だからこそできたのだと思いますが、
書いたこともなかったくせに……
よくやったものだと驚きます(笑)
しかも書き始めたのは12月頃。
1月10日までに書かないといかないため、
ノンストップで書いた覚えがあります。
しかもさらに、
ノートにすべて書き終えてから
原稿用紙に書き写すんです。
驚きと笑えるのは勢いと若さなのか、
あのときは書き進める際に
筆が止まることがなかったですね。
疑問がなかったのでしょうね。
この文章が変……
ここはこうした方がいいかも?
など、雑念がなく、
ある意味良かったと思います。
頭でっかちになった今なんて
一文書いて読み返しまくるくらいなので(笑)
自分の文章は完璧だと信じて疑わず、
違和感さえ感じていませんでした。
ただ脳内にある物語を書き綴ると言う。
図書館での時間は、
原稿用紙に文章を写す時間になりました。
百均で少しずつ原稿用紙を購入して、
せっせと書いていくのですが、
如何せん、時間が足りず。
原稿用紙は少しずつ増やしていきました。
百均が近くにあったわけでもないので
珍しく親の買い物についていって(笑)
ただ、当時のわたしは、
絶対に親にバレたくなかったので、
本当に購入するときも
こそこそと必死だったのを覚えています。
1年生のときに書いたものは
頑張ったのですが
ぎりぎり間に合いませんでした。
『消印有効』という言葉を調べたのに、
がっかりですよ。
2年生のときは、
また別のものを書きました。
そのときは少し早めに書いて、
早めに近所の郵便局へ
持っていくことが叶いました。
350枚も原稿用紙画入っていますから、
分厚い封筒の完成です。
親にバレては大変なので、
これまた必死にカバンに押し込んで
自転車を走らせました。
郵便局のおばちゃん(田舎なので顔見知り)に
『小説家を目指すんかね!?』と聞かれ、
『もう黙って💦』と恥ずかしくなりながらも
誰にも言わないでください!
と懇願したものです(笑)
おばちゃんにいろいろ助けられながら
送付作業を終えた思い出があります。
思春期ですからね。
誰にも言えなかったことは
それだけで疲れるひとときでした。
書き上げること以上に大変に感じました。
しかしながら、
やりきった感がありました。
勝手にここで完全燃焼というか。。
それでも、
わたしが物語を書いたのはその2作のみ。
実はその作品が
『コバルト文庫ロマンス大賞』の
二次選考まで通過しました。
コバルト文庫を開いたときに
自分の名前が2次通過者のところにあり、
大興奮したのを覚えています。
今なら2冊買っていそうですが、
今も実家の奥に隠されています。
しかしながら、
なにがいけなくて
最終選考にいけなかったのか。。
(圧倒的に文章力と語彙と誤字脱字(笑))
考えを巡らせるうちに
燃え尽きてしまったようで(笑)、
あれ以上の作品はもう書けない。
あれでダメなら
もうわたしに戦うすべはない。
と、それから
文章を書くことはなくなりました。
(おい、諦めが早すぎるぞ!!)
それからは文章を書かず、
また読書に没頭することが増えました。
師匠たちも
また書けばいいのに☺️
と言ってくれたけど、
わたしは読み手として物語を楽しみたい。
そう言って過ごした青臭い残りの高校時代。
人生簡単に諦めるなよ!
そう今なら言ってやりたいですけど、
高校2年間(厳密には1年半くらい)だけ
なぜか執筆に没頭して
まるで別人のようだったように思います。
なぜあの2作が書けたのかと
今でも不思議な気持ちです。
原稿用紙350枚だって、
小説講座を受けて
再びパソコンの前に座ったわたしでさえ、
おえっとなりますよ(笑)
よくぞそんなに想像力が膨らんだもので。
(しかも手書き(笑))
なにかが憑依したみたいに無心で書いていました。
夢のような空間がもたらした
ひとときの魔法だったのかもしれませんね。
それからは大学生になり、
社会人になり、
忙しいを理由に読書をやめてしまいます。
読みたいという気持ちはあるのですが、
読めないのです。
勝手に脳内が先の時間を計算するので、
本を開くよりも
次の動作に入る方が優先的で、
電車内でもあと数分後につくのなら
読書よりも携帯をと、
目にするものが変わりました。
読みたくても読めない10年が続きます。
読みたい!!と買うのに、
開かずの間に積まれる本の山たち。
開くことさえ億劫になります。
良くも悪くも、
世の中を狂わせたコロナ禍で
時間を持て余す日々が増え
読書を再開しました。
おかげでいろいろな作品に出会い、
いろいろな体験をし、
読書をする中でも
また物語を作ってみようかな✊
と思える機会に恵まれました。
書き始めて1年。
そのうちの半年はさぼっていますが(笑)、
そんな中でも思い出すのは、
あの異空間な世界での夢のような生活。
そこで読んでいた
コバルト文庫、ビーンズ文庫の数々。
見つけるたびに当時買えなかった作品を
おとな買いしています(笑)
おとなって最高だよ☆
ってあのころの自分に伝えたいし、
また同じ作品を読んでいますよ 😄
って師匠たちにもお伝えしたい。
あとは、また書き始めたいよ。
(始めてる……ではないのか(笑))
好きだった作品を
新品で見つけることは
なかなか難しいですが、
見つけたら躊躇はしません。
これは、わたしの青春時代のお話です。
そして、
ここからの青春時代のお話かもしれません。
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