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2016年8月の記事一覧
〝欲望〟がひとのIQを3にするとき
「お前、自分がやりたいことばかりじゃねえか!」飲みの席で一喝されたことがある。すっかり酔っ払っていたので、いまいち頭ではピンとこなかったのだが、図星だったのだろう、うぐぐとなって、しばらく何も言えなかった。
昔、友人から、とある人に告白をされたという話を聞いた。もう前の人と別れて、数年フリーの子だったが、はためから見ればずいぶんとモテていた。「ふったわよ」。まあ、そうだろうな、と思った。私もよく
一瞬の言葉と、永遠の反芻
口ではえらそうなことを言いながら、まるで行動が伴っていないひとがいたりする。
私だ。
時折自分で書いたものを見返したりしながら、大概はその文章の稚拙さや語彙の少なさに辟易としたりするんだけど(それはつまり、成長の証というポジティブな形でとってもいいだろうか?)、時折「ああ、そうそう、自分はこのとき、こんなに強く生きていた」と過去の自分に励まされる瞬間がある。
“言葉”の力というのは、よくも悪
個人の“自由の限界”という希望
以前コラムにも書いたのだが、私は森山直太朗のファンである。毎朝家を出るときに聴くのは、「自由の限界」という曲だ。直太朗のよさがぎゅっと凝縮された曲。“限界”という言葉を用いながらも、そこには、どこか開放的で、希望に満ち溢れた雰囲気がある。
嗚呼 生きて 君と会えるのならば 全てを知りたい この声が闇を照らすならば 自由の限界 粉々にして 無茶苦茶にして 有耶無耶にして (森山直太朗「自由の限界」
寂しい夜を減らす方法。
「そんなに寂しいの」
毎夜毎夜、人恋しさにあえぐ私に、友人は失笑するように言った。
1年前、静かな時間が欲しかったから一人暮らしを始めてみたのに、いざ一人になってみたら、寂しくて、寂しくて、毎晩誰かと飲みに出かけていた。
都心から少し離れたところに住んでいたので、終電を逃して、アホみたいな額のタクシー代を支払わなければならないことも多かった。アルコール漬けでぼんやりとした頭で部屋の鍵を開けな
荷物少なく、心軽やかに。
薄手のワンピースを買いたくて、仕事帰り、神南にあるヴィンテージショップに寄った。梅雨明け、かんかん照りの日差しのもと、MacBook Airの入った大きなリュックと背中の間は服が溶けているかと思うほどにビショビショだった。
やっぱり帰ろうかな。でも、私は“自分へのご褒美”が大好きなのだ。「お仕事疲れた」なんて気持ちだけで家に帰るなんて、つまらない。でも、あまりに暑くて、リュックは重くて、いざ店に