子どもは叱られれば叱られるほど、「叱られる子」になる
こんにちは、ほんたんです。
今日は叱られて育っている子どもは、「叱られることをする子」になってしまう、ということについて書きます。
いつもガミガミ叱っている
心配するあまりつい口を出してしまう
子どもに言うことを聞かすために叱っている
そんな方にはぜひ最後まで読んでほしいです。
叱っているうちは変わらない
親が叱ると、子どもは一時的にはやめるかもしれませんが、それは「やめてほしい行動がなくなった」のではなく、「怒られたからとりあえずやめた」という状況です。
叱られることが習慣化すると、子どもは「どうせまた怒られるから」と、親を困らせる行動をくり返してしまいます。
つまり、叱られることで子どもは「叱られキャラ」を自分に割り当ててしまうんです。子どもは、大人からの反応を通じて自分を認識していきます。
「ぼくはダメな子なんだ」
「私はまた怒られる子なんだ」
「どうせまたできないんだ」
というイメージが定着すると、その悪循環は抜け出しにくくなります。叱る行為は、行動を正すつもりでも、結果的には「叱られる子」を作り出してしまうんです。
大人が先に変わるべき
多くの親は「子どもが落ち着いてくれたら、私も怒らないでいられるのに」と考えがちですが、実際には大人が先に変わるべきです。
子どもはまだ経験が浅く、自分の気持ちや行動をうまくコントロールすることを学んでいるところです。
子どもは親のことをマネします。もし親が穏やかに、そして理解しようとする姿勢で向き合えば、子どもは「怒られなくても、受け入れてもらえるんだ」と感じ始めるはずです。
そうすると「叱られないために動く」ではなく、「理解される安心感」の中でちゃんとした行動をしてくれるようになるんです。
じゃあ、どうすればいいのか?
では、具体的にどのように「親が先に変わる」ことができるのでしょうか?
①思ったことをまずは言葉にする
怒る前に深呼吸してみてください。「今、イライラしているな」「疲れていて、子どもに優しくできないな」と、自分がどう思っているかがわかるはずです。子どもが悪いのではなく、親自身が余裕を失っている状態に気づくことは叱らない子育ての第一歩です。
②子どもの目線で考えてみる
子どもが何かトラブルを起こした時、「この子は何を求めているのだろう?」「なぜこの行動をしたのかな?」と、子どもの気持ちを想像してみてください。子どもの行動には必ず理由があります。その理由がわかると、「叱る」よりも「理解してあげる」方向に進みやすくなります。
③ポジティブな声かけを心がける
叱る代わりに、「〜してくれると助かるよ」「〜してくれたらうれしいな」と、肯定的な言葉を使いましょう。子どもは「こうすればお母さん・お父さんがよろこんでくれるんだ」ということがわかります。このようなやりとりが積み重なれば、「叱られる前に行動を改める」から、「最初から前向きな行動をとる」へと変化します。
まとめ
いかがでしたか?
叱っても叱っても、子どもは「いい子」にはなりません。
この悪循環を断ち切るためには、親が先に一歩踏み出す必要があります。親が余裕を持ち、子どもの視点を理解し、肯定的な声かけを積み重ねていくことで、子どもも自然と「叱られなくても良い子」へ育っていってくれるはずですよ。
「叱らないで育てるなんて無理」と思うかもしれませんが、ぜひやってみてください。きっと少しずつ変わるはずです。
最後までお読みいただきありがとうございました。それではまた!