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『祈りの幕が下りる時』(講談社文庫)東野圭吾【この記事は1分弱で読めます】

こんにちは☀️七海です。


 今回は東野圭吾さんの『祈りの幕が下りる時』
読書感想文です。




 …実は私、東野圭吾さんの小説はこの作品を含めて2作品しか読んだことがありません💦東野圭吾さん原作のドラマや映画はいくつか見たことあるんですけどね。

 あくまで映画やドラマを観ただけの感想なんですけど、東野圭吾さんの作品はどうも犯人の動機に納得できないなーと思うことが多く、小説に手を出せずにいました。

 そんな私が『祈りの幕が下りる時』を読もうと思ったきっかけは、母からの勧めでした。母から勧められた時、私は「でも、東野圭吾の小説は動機に納得できないから」と難色を示したのですが、それに対し、母が「これは大丈夫!動機にもちゃんと共感できるから」とゴリ押ししてきました。よって、とりあえず読んでみることにしました。


🦒あらすじ🦒
 日本橋で幼馴染に会うために上京した女性がある男の住む部屋で遺体となって発見された。そして、その事件と同じ頃、近くの公園にあるホームレスのテントから男性の焼死体が発見された。
 一見、2つの事件に関連性はないようだったが、捜査を進めていくうちに2つの事件のつながりが徐々に明らかに。
 さらに、この2つの事件には十数年前に孤独死した加賀恭一郎の母も関係していた…。


🦒感想🦒   

まず…
この小説は犯人の動機にもちゃんと納得できました。納得どころか感動しました。(決して殺人を肯定してるわけではございません)
読まず嫌いは良くないですね。


この小説に関しては感想がネタバレに直結してしまうので、あまり話の内容には触れません。
ただ、この作品は絶対に読んだ方がいいです‼︎
感動は保証します。

なんだろう…きっと、自分の大切な人について改めて考えるきっかけになるんじゃないかと思います。
自分は、自分の大切な人のために、どれくらい自分を犠牲にできるかなーって。


「自己犠牲」を正当化するつもりはありません。
でも、自分を犠牲にしてでも、幸せになって欲しいと思える相手がいるっていうのは幸せなことだと私は思います。

私はまだ幼いからかな、正直、自分が1番大事です。
いつか自分より誰かを大切に思える日が来るのだろうか。



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