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ハロウィンとアンパンマン

通わせてもらっている保育園でハロウィンの集いをするとのお知らせが1ヶ月前くらいにあった。
その日は仮装してきてもOKです、とも。

そもそもハロウィンという文化を家ではまったくしていなかったが、保育園でハロウィンするならそれは別だ。

俄然仮装させたくなった。私はそういうことは今までしたことがなかったのだけれども。子どものかわいい姿は見たい!親のエゴ爆発。

子どもはアンパンマン大好き、何がなんでもアンパンマンだと思っていたので迷わずネタはアンパンマンに。

家にある赤い布を引っ張り出し悪戦苦闘。(お金がないのでがむしゃらに手作りです)
真ん中に黄色にフェルトでニコニコマークをつけ、ミシンで布の端っこをダダダと塗ってなんとかあの赤い服を形にする。袖なしワンピースみたいな、スモックみたいなのを作ったわけだ。
ちょっと物足りなかったので茶色のサテン生地と黄色の布テープをわざわざ買って、裁縫箱で眠ってた黒いバックルも引っ張り出してマントとベルトもあつらえた。これでキミもアンパンマンだ!子どもは喜んでくれるかな〜と私はワクワクしていたのだが…。

ハロウィン前夜「さぁ、着てみて!娘よ!」と張り切って試着を促すも断固拒否。挙句「ママちゃんアンパンマンやって」と言われる始末。
なんでぇ?アンパンマン好きだったじゃん。もう卒業ですか?パウパトロールがいいの??

薦めるも全然着る様子もないので諦め、ハロウィン当日にかける。

そして。
子はなんとかアンパンマンの仮装をしてくれた。親のエゴでごめんよ!

手作り感万歳のギャザー多めだぼだぼマントを翻し、真っ赤な服でいつもの通学路を歩く子と私。私だけなんか誇らしげな気分。うちの子アンパンマンですよ〜となぜか触れて回りたい謎の感情。でも通行人はそれぞれの目的地へ急ぐから一瞥もせず気づかない。まぁそりゃそうだよね。

最初はしぶしぶだったけれど、保育園に行くと先生と別の保護者さんの
あーアンパンマンだ〜!」のリアクションもあってだんだんその気になってくれたのでホッ。そう、キミはアンパンマンだ。楽しんでくれるといいなと保育園を後にする。

ハロウィンって馴染みがないイベントだったけど子どもも親も保育士さんもちょっと幸せな気分になるなら、それもありだなって思いました。
楽しさの積み重ねもしていきたいな。
子どもといるとやっぱりちょっと「非日常」をもらえる。ありがとうと言いたい。普段のお世話は大変だけれども。小さな喜びも多いと思う。

そんな今日、11月に入った瞬間もう街はクリスマスムードに切り替わっていた。早いなぁ。
この感じ、何かに似てると思ったけど、スーパーでクリスマスの12月25日の夕方からお正月に商品が入れ替わってるとのおんなじだ。暦はどんどん進んでく。



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