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【違いを乗り越えられるか否か〜太古からあるもの、学ぶべきこと〜】

きょうのお山は
なんとなく
春めいている

とはいえ

風は
まだ
心底つめたい

旧暦では
きょうは
12月14日だ

なんだか
おかしなもんだね

暦を
世界統一にする
というのは

そう
太陽暦のことさ

ある一定の基準を
決めてみんなが従う

って

いろんな意味で
便利なのだろうけど

地域によって
異なる暦があるのだから
それまで無きが如きの
あつかいはもったいない
よね

いったい我々は
いつから
共通する、とか
統一する、とか
平均的な、とか
標準的な、とか

同じようであることを
重んじるようになったのか

その地域その地域の
独自の文化や風習や
習慣や、大昔から
そこにあるものって
意味があるはずなんだよね

太古からの行事や
農業や牧畜や漁業や
人々の暮らしや
食事や服装や
考え方の基準や
政治のやり方も
価値があるからこそ
受け継がれてきてる
はずなのさ

だから
違っていて
あたりまえ

ところが

あの大航海時代
ってやつで
大移動が可能になって
おかしなことが
はじまった

価値の押し付け
って、やつ

恥ずべきことに
略奪、強奪、支配が
当然のごとくに
おこなわれた

他者と違うことを
嫌悪するのは
愚か者のすることだ

他者よりも少しばかり
優れているからといって
驕り高ぶるのは
狭量な大馬鹿者だ

違いは 

互いに学び合うために
足りないところを補い合い
助け合うためにある

そこに優劣はない

異なっているという
事実があるだけだ


〜『小説・思念の門〜かくも多岐にわたるものなのか〜市川翔の見た世界(1)』より一部抜粋〜

ね ♡












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