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クリスマスにモヤモヤする人の心の奥にあるものは?

こんにちは。
内観アートで自分を幸せにする専門家/七井美樹です。


さて、もうすぐクリスマス!

わが家はいつも
イケアの「生もみの木」を購入して飾っていたのですが、今年はインフルエンザ明けで、とてもじゃないけど外に並ぶのは無理…。

というわけで、ツリーの飾りつけはしないことにしました。


ずーっと忘れていたけれど
ヒーリングアートの講師になってから思い出した、クリスマスの悲しい思い出があります。

※今回noteに描いた「クリスマスの悲しい思い出」について、スタエフでも語っています。読む時間がない方は、ぜひスタエフでお聴きください。

◆クリスマスツリーを捨てられてしまった4歳の頃

クリスマスを思い出しながら描いたヒーリングアート


このアートを描くたびに思い出す、悲しい思い出です。


私が4歳の頃の話です。

当時、私の家には、高さ1mに満たないほどの小さなクリスマスツリーがありました。

私はクリスマスにそのツリーを飾るのがとても楽しみで、ウキウキしていました。

ところがある日、母がこう言いました。


「今年はクリスマスツリーは飾らないよ」


私は

「え!!なんで?どうして??」

と聞きました。



すると母は、こう答えました。

お母さんの背中の痛みが治らないのは

『このクリスマスツリーがあるからだ』

って○○さんに言われたの。

だから捨てたの。


これは40年以上前の出来事ですが、
この当時、私の実家が入信していた某仏教系の新興宗教団体はとても過激で、こういう考えがまかり通っていたんですね。


教義的に、神社もダメだし、キリスト教もダメ。
だから当然、クリスマスツリーも、ダメ。


この時の私の悲しみは、それはそれは、とても深いものでした。


子どもにとってクリスマスって、1年に1度の、最大の楽しいイベント。


「わが家からはもう、クリスマスがなくなるんだ」と感じることは、ものすごい落胆と悲しみをもたらしました。


それ以来、私が成長するまで、実家にクリスマスツリーが置かれたことはありませんでした。


◆アダルトチルドレンと宗教問題

これは私の体感ですが、アダルトチルドレンと家の宗教問題は、何かしらの関連性があるのではないか…?と感じています。

私のクリスマスの思い出からもわかるように、さまざまなことに対する親の価値観があいまいなため、家庭生活や子育ての指針が、教団の教えや暗黙の了解に基づいてしまっているということが問題なのではないかと思います。


私の母の場合、
・原因不明の背中の痛みがずっと治らない
という事実があり、

・治らないのは「信仰以外の宗教(キリスト教)にちなんだモノを家に置いているから、バチがあたったから」と言われ、そう思い込む。
という経過をたどったわけですが、

「バチが当たる」という観念を受け入れているところに、問題の根深さがあります。


新興宗教というものが、人の不安感をあおり、群れることの安心感を与え、教義を忠実に守ったものだけが救われるという選民思考を育てる温床になっていることが、よくわかります。

だから私は、新興宗教が嫌いです。


宗教にしろ、スピリチュアルにしろ、人の不安感をあおり、その焦りを利用して信じ込ませるものに対しては、自分の中に取り込むか取り込まないかの客観的な視点がめちゃくちゃ大切です。


◆クリスマスの悲しい思い出を癒す

正直にいうと、私はこのクリスマスツリーと雪だるまのヒーリングアートを描くことが、好きでありませんでした。

最初はそれがなぜなのか、わかりませんでした。

でも何枚も描いていくうちに、4歳の頃の悲しい記憶を思い出したのです。


クリスマス=クリスマスツリーを捨てられた悲しい記憶


これが私の潜在意識の奥の方に、ずっとこびりついていた。


潜在意識の中から、私の傷ついたインナーチャイルドを見つけ出し、顕在化させて共感し、「もうツリーが捨てられることはない」と捉え直した。


これが、去年から今年にかけてヒーリングアートを使って私がやったことです。

これによって、私のクリスマスの想い出は癒され、「理由のわからないモヤモヤ」を感じることはもうなくなったと感じています。

さらに、こうして文字にして言語化することで、さらに自分を客観視することができています。

アウトプットすることで、癒しはさらに進む、ということを実感しています。



ヒーリングアートについてはこちらもご覧ください。
https://ameblo.jp/miroku-hearingart

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