思い出はいつの日も、雨〜♪とTAMOTU♪
「去年、行ったのは何時だったけ?」
「GWくらい?」
「いや、夏は夏だったよ。この時期にミヤコワスレ咲いてるの?って思ったもん」
「そっか」
「でも去年のが寒かったね」
「そうだね」
私達夫婦は、一年前の日付の記憶が曖昧で、そんな会話をした。
因みに去年の日付は自分のnote記事で知った。笑
ほぼ、まる一年後、またもTAMOTUを連れて行ってきた。
前回ははじめから雨だったが、今年は降ったりやんだり、たまに晴れたり。
今回の大きな目的はスワンボートと神社だった。
本当は川にも降りたかったのだが、前回同様雨に阻まれた。
今回、行き先を決める時
私は確かに別の場所を候補に話していたはずなのだが
夫は何故か、スワンボートの話をする。
ということがおきた。
本当、人の話聞いてない、結局自分が思う通りにするなぁ…と思いつつ
運転は夫なので、まぁいっか。
私は何処でも楽しめるし、本当に行きたいところは一人でも行く。
それに、久々のスワンボートは楽しかった。
TAMOTUの安全を考慮しての撮影なのでスワンボート感が薄れる気もするが、深い深い湖にTAMOTUが沈むかもと想像するとゾッとするのでこれでいい。安全第一!
といいつつ
ハンドルで遊ぶ。
帰る波止場を見失って彷徨ったり、フェリーやジェットスキーからの波を受けたりして結構力を使ったがいい景色だったなぁ。
降ったりやんだりの雨。
蒸し蒸しするが、山から風が来ると涼しい。
観光客は多いが、空気は汚れ切らない感じが好き。
同じ観光地でも、なんとなく「ここの気は好き」とか「ここは淀んで駄目だ」とか、あるのが不思議。
神社へ。
男体山、奥宮に行くのはガチ登山なので、お足元でご挨拶。
冷たい水が流れている。
そういえば、大きなトカゲ君を見つけた。
大喜びで撮った。
神社に来て一番に撮ったのがトカゲだった。
周囲の観光客は私が何を撮っているか
わからなかったことだろう。
小さな気配に気づいた者だけがその姿を拝めるのである。
神社の社は基本、撮らない。門とかは撮るんだけど。
狛様からの視点や、狛様じたいを撮るのが好き。
境内は苔むしていた。
植物達から涼しくて良い気が流れている。
私は嬉しくて夫の存在をしばし忘れた。
一人だったら永遠に境内で蜻蛉や苔に話しかけていたにちがいない。
奥宮に続く階段前の狛様は美しく苔むしていて
優しい顔をしてお互い見つめ合っていた。
間を通るであろう登山客を優しく見つめるのだろう。
ガレ場、ザレ場続きで往復7時間程度らしい。
噂では富士山よりキツいらしい。
麓で入山料を納めていく。
行くなら、あさいち神社が開門と同時だな……
なんだ、この神社は。
居心地良すぎる。
苔の囁きと、大きな木の優しさに包まれる。
『私もここで苔むしていたい』
そう思う。
が、夫はスタスタ行ってしまう(お前に情緒はないのか?)ので
仕方なし私も移動する。
夫が私の現実への手綱なのだろう。
大きな木を見上げると圧倒される。
足元から恐怖とふわふわとした感覚がやってくるのが、面白い。
蜻蛉を撮ろうとして、蜻蛉をビックリさせ飛び立たせたことは謝った。
蜻蛉、本当にフォトジェニックわかってる子多くて助かる。
神社を出て歩いていたら大粒の雨が降ってきた。
お休みのお店の軒先でTAMOTUと雨宿り。
しかし右上は晴れている。
お昼の時間で、たまたま入れたお店で湯葉うどんをいただく。
美味しくいただいている間に雨が上がる。
ジョウビタキを撮り逃す。
人が多いと鳥はゆっくり撮れない。
お土産屋をみて、滝を上から見る。無料展望台でも充分。
このあと本格的に降り出した雨。
食べたソフトクリームは撮りわすれた。
川に行きたかったが諦めた。
土砂降りの山道を下るスリリングな運転をした夫に感謝。
帰りは下道を使ったのだが
途中のダムはかなり水位が低かった。
集中して降るだけで、水不足なんだなぁと感じた。
やはり、山の中はいい。
そう思う、夏の小さなお出かけでした。