空を舞う

操縦が上手いんだなって思った。

上手だなーって。
そうやって眺めているの。

技術、性能、そして愛。

人が人たる事の全てみたい。

こんなことを書くと
また、何か私が勘違いをしているみたいで
そういう意味に捉えられても仕方ない気がして
それは、ちょっと嫌なんだけど

けど。

やっぱり、違うんだと思う。

私は操縦桿を握ってない。
操縦は上手じゃないと思う。

だって
もっと原始的だから。　

一体になりたい人達っているよ。
それが、まるで世界の正解だと言わんばかりに。

けれど

それは近いだけで
けして一体にはなれないの。

だって、もう、それじゃなきゃ、それじゃないんだもの。


私は正解なんかじゃない。

私が私のこと話すと「お前が正解だっていいたいのか」って食って掛かる人がいるんだけれど
そんなことないよ。

けれど、それがどういうことか
考えられないというなら
やっぱり、あなたよりは正解なのかもしれないね。

「現実を生きなさい」って言われる。　　
まるでそれが決まり事みたいな顔をして。

大丈夫だよ。

来る時は来る。
だから、大丈夫。

本当は永遠に続く物語を
永遠に眺めていられたら
いいのかもね。

けれど

それはやっぱり面白くないもん。
私はそう思ってるよ。

全てをかたちにするには
この星の時間は短すぎる。
だから大切に生きたいって願いがある。
いいことだと思うの。
それって、この星らしくて、好きだよ。

ただそれだけ。

今、心に生まれた声はそう言った。

ただそれだけだよ。