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読書が苦手な人にオススメの本紹介(経済編)

はじめまして。

都内でIT企業の営業マンをする傍ら、副業でチマチマ小遣い稼ぎをしている胡散臭そうで胡散臭くない20代後半のサラリーマン中條戒でございます。

はじめてのnoteで何を書こうかと迷っていましたが、
自分自身が読書が苦手で社会人になってから読書を始めたものの、
小難しい本は飽きるし挫折しておりました。

そんな中でもオススメの本を〇〇編と区切って紹介したいと思います。

まずは経済編です。

経済の基本を学ぶことで、政治のニュースだけでなく、
実生活でのお金の仕組みや仕事(僕のような営業マンだけでなく会社のお金を管理する財務や経理、総務、マーケティングなどの幅広い分野)で活かせる知識が身に付きます。

とはいえ紙の本を読むのは難しい…

そんな人のためにあるのが、イーストプレス社から出ているまんがで読破シリーズです。

ひとつひとつ紹介していきます。

①まんがで読破 資本論
共産主義の父ともいわれるカールマルクスの資本論をマンガにして分かりやすく解説した一冊です。

はじめて資本論を手に取った時はあまりに難しそうで挫折しましたが、本屋でこの本に出会ったのがまんがで読破シリーズとの出会いでした。

マルクスといえば共産主義でネガティブなイメージの人も多いですが、
資本家と労働者、雇う側と雇われる側の構造的な仕組みや問題点がある若者が、家業でおこなっていた小さなチーズ屋さんを大規模工場化するストーリーに当て嵌めて解説しています。

経済の基本や近代資本主義にはどのような問題があり、その問題はどうすれば解決できるのか考えるヒントになると思います。

書かれている内容を「あーそうか資本家は悪で労働者は虐げられているのか」と読むのではなく、
資本主義の限界をいかに解決することができるのかと自問自答しながら読み進めるとよいかと思います。


②まんがで読破 雇用・利子および貨幣の一般理論

ケインズが書いた経済本の代表中の代表作です。
アベノミ、クスやMMT理論で金融緩和や財政出動という政策が目に付くようになりました。

リフレ派、MMT派がよく名前を出す経済学者のひとりがこのケインズです。

これも岩波文庫の和訳を読むと開く前に目が回るという人も多い筈。

読書に慣れている人や高い偏差値の大学で経済学部を卒業した人ならいざ知らず、
大半の人はケインズと聞いただけでギブアップという方もいるかもしれません。

そんな人にも読みやすく、ケインズの生涯を通じて彼の奥さんとの会話などからケインズの経済理論を学べます。

時代背景的にも古典経済学の弊害をどう対処するのか、そもそも需要曲線供給曲線とは何か、紙幣とは何か、金融政策や財政政策の重要性、資本主義を追求した先に待ち受ける新自由主義に対する処方箋はあるのかなど基本的なことから応用的なことまでわかりやすく書かれています。

これを読んだから実生活にすぐ役に立つというわけではありませんが、
市場を知り、経済を知ることでビジネスでも大いに活かせる局面がある筈です。

資本論と同じくらいオススメです。


③ まんがで読破 国富論アダムスミスの名著です。

アダムスミスはよく竹中平蔵氏はじめ、新自由主義派の学者が引用されているので、
経営者の方や資本家の方は彼の著書に目を通すかもしれません。

反対に、今まで紹介した著者(マルクスやケインズ)の信奉者はわりと否定的な人もいますが、
どちらも知らない方は両方読んでみて噛み砕いていいとこ取りをするのをお勧めします。

なぜならアダムスミスの経済理論こそが現代にも通じるビジネスの基礎であるからです。

神の見えざる手という言葉がひとり歩きしていますが、
実際は経済思想や哲学、そしてケインズと同じくお金の流れや貨幣の仕組みなど基礎的な部分も抑えながら、
経済理論やマーケティング、ビジネスの基礎が学べます。

これから企業に入る学生、副業を始めたい人、自分でビジネスを起こしたい人など様々な人に役立つ一冊です。



今回は初めてなので3冊だけ紹介してみした。

実はまだ僕も全シリーズ読めていないので、経済に関する内容がこの3つというのもありますが…

今後もまんがで読破シリーズに限らず、
お勧めの本などがあればどしどし紹介していきます。

最後までご覧頂きありがとうございました。

また次回の記事でお会いしましょう。

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