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算数パズルで学習習慣づくり
算数パズルをご存じでしょうか。
よくある算数パズルは、こんな感じ。
問題①:下記の空欄に当てはまる数字を考えて入れましょう。
条件:たて・よこの1列には1~4が1回ずつ入り、
太線で囲まれている4コマにも1~4が1回ずつ入ります。
![](https://assets.st-note.com/img/1738556521-qe5zm42GlXv91IDLBCrNAjHJ.jpg?width=1200)
大人でもどこからどう攻めようか、答えあっているかな、と色々考えてしまう問題ですが、1・2・3・4がわかれば、小学1年生でも取り組めます。
ちょっとひねった算数パズルもあります。
問題②:ブタとヒツジとニワトリとウシが四角いテーブルに座って、食糧不足と家畜のあり方について話し合っていますが、ニワトリの席はどこでしょうか?条件は次の通りです。
・ブタの向かいにウシが座っています
・ブタの左どなりにヒツジがいます
![](https://assets.st-note.com/img/1738557011-N3gxa9nvJDPcqm1iCdV7yLXT.jpg?width=1200)
算数パズルのすすめ
算数パズルは、読解力が必要
算数パズルは、条件が付いているので読み解かなければいけません。問題を読まずに進めると、何が正しい答えかわからなくなります。必ず、条件を理解しあてはめていくので、読解力が鍛えられます
算数パズルは、注意深さが必要
算数パズルは、いくつも答えを出したうえで、最後の答えを出して、問いに答えるという、複雑な思考が必要です。安易に最初に出た答えで突き進むことができないのです。
途中でかみ合わなくなったら、最初に出した回答に戻り、考え直したりする過程が必要ですので、注意深さが身に付きます。
算数パズルは、集中力が必要
算数パズルの回答を導くのに中断していたら、また最初からやり直しになります。途中の考えを活かして次の答えを出していくので、しっかり集中してやり抜く力が求められます。
算数パズルは、達成感がある
悩んだ分、答えがはまったら、とてもすっきり!脳がハッピーになります。自分でがんばったと思えるほど、充実感が得られるため、またやろうか、とちょっとくせになります。そうしているうちに脳が鍛えられていきます。
学習習慣づくりを手伝ってくれる算数パズル
うちの娘は、勉強しようと声をかけると、「あとちょっと」と言って、逃げ回るタイプでした。「勉強は学校でしているので、家では遊びたいの!」と言ったこともありました。
『勉強しないと点数が取れない!』と理解できる小学3年生になるまで、特に2年生のときはなかなか勉強が進まなかったので、勉強嫌いになってしまったのではないか、勉強に向いていないタイプだったのか!と気を揉んでおりました。
その時に始めたのが算数パズルです。
算数パズルははじめはわからないけれど、1枚ずつやってみようと、父親と取り組んでみることにしたのです。
はじめは、わからない!と怒り出したり、できなくて涙をしたり。いろんな表情と態度の中で、諦めそうになったこともありましたが、進んでいくと、「できた!」「わかってきた」「もう1枚自分でやってみる!」と前向きな表情も見れるようになっていったのです。
そのうちに、娘は3年生に成長して、何となく勉強に取り組む抵抗が下がったような気がしています。パパと毎日1枚ずつやろうと決めた、あの時間が学習習慣の一助になったのではないかしら、と思う今日この頃です。
算数パズルを選んだ理由
算数パズルには、国語と算数の基礎力になる要素が満載です。単なる計算ではなく、文字を読み、文章から指示を読み解き、その回答を思考していくので、読解力要素が入っているのがいいと思えるところです。
そして、計算をしたり、条件から状況判断を行ったり、時には条件に合わせて悩んでいくところも、大変だけど成長につながると思えるところです。
学校の国語の読解力2年生問題で、「全然わからない」と言って空欄だらけで帰ってきて、点数を取れなかった娘に、どうしたものかと調べて出会ったのが賢くなる算数パズルシリーズでした。
1年生から取り組める全学年用のドリルを選び、入門編からこつこつ取り組み、半年ほどで3冊頑張りました。
今も時々算数パズルをやってみるのですが、どうも忘れてしまうようなので、ときどきやったほうがいいな、と思います。
家族で一緒に楽しみながらやれるとなお、いいですね。