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夜と霧(読書感想文)
アウシュヴィッツに囚われ生還した、オーストリアの精神科医・心理学者の「強制収容所における一心理学者の体験」(原題)。
二人の娘から推されて読んだ。強制収容所での未来が見えない恐怖の日々の中で、人がどんな風にその気持ちと向き合ったのか、の話でありながら私が今そこかしこで感じていることと共通するものを感じて、ゾッとした。同時に本当に「生き方」は自分で決めるものなのだと強く思った。遠い国の過去の話ではなく、今現在を生きる私たちも、この混沌とした時代に自分の生き方を見つめ直す良い機会なるであろう一冊だった。
(以下本文抜粋)
"人間とは、ガス室を発明した存在だ。しかし同時に、ガス室に入っても毅然として祈りのことばを口にする存在でもあるのだ。"
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